「穏やかな船出」そして今年の和装業界の展望を考えてみました

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 2014年1月4日、店は新しい年の一歩を踏み出しました。
日常は何も変わっていないのに、お正月というものは心を清め、新たなパワーを与えてくれる切っ掛けになるから不思議に思います。
心を律し、今からこれからの気持ちで売り場に立たせてもらいました。
来客がドット押し寄せると言う訳ではありませんが、お越しになられた方にはお抹茶を点てて新年を祝ったしだいです。

こうして穏やかに一日が過ぎる中で「覚悟は出来たか?」と、問いただしてみても、波風の立たない生活が続いているだけに緩んだ心には鋭さがありません。
これもお正月の副作用なのかもしれないが、日を追うごとに現実を知らされることでしょう。

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さて、今年の和装業界の展望を考えた時、マーケットが広がるとは考えにくい状況に置かれているように思っています。
これまでさまざまな方法でマーケットに刺激を与え、消費を伸ばす努力をしてまいりましたが、結果が変わらないだけでなく、メーカーの生産量が減少していることからもうかがえます。
4月には消費税増税に伴い個人消費が増すことでしょう。
メディアもその動きに騒ぎ立て、私たちは経済の波に乗せられるように思いますが、そのことで消費の色分けがハッキリするように予想され業種の明暗が分かれるかもしれません。
そうなると、すぐに必要と思わない着物は後回しになる心理が働くのではないでしょうか?
違った見方をすれば、増税を機に着物を美術品のような価値を高め、一部の人の心を煽り(あおり)起て消費に結びつけることもあるやもしれませんが、マーケットの広がりには繋がらないでしょう。
そこでどうしたらいいかです。
私は経済の流れに逆らわず、別の次元でお客様と店の繋がりを濃くすることや質の向上を図り信頼を高める努力が着物に対する見方を変えるのではないでしょうか?
それだけに今まだといっしょであってはいけないし、新しい目線で価値を生み出さなければなりません。
何が出来るか判らないままに書いていますが、願いが強ければ強いだけ改革が出来ると信じて、多少の犠牲を払ってでも道を探り確信に迫ってみたいと思います。
その意味では生きるか死ぬかの勝負時かもしれませんね。
少し話しがずれてしまいましたが、荒波に飛びこんでみたいと思います。
明日も平常どおり営業です。
時間の許す方は遊びにいらしてみてくださいね。
それでは今日はこれにて・・・
お休みなさい。

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