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2014年の新作浴衣が各社とも出揃ったようで、2月上旬に京都で開かれる展示会の案内が数社から届いています。
「いよいよその時が来たか・・・」って感じで、気持ちを新たにして、新作浴衣を選んでくるつもりでいますが、その前に、ご当地の加賀染浴衣がひと足早く発表になりました。
加賀染浴衣は、加賀小紋を染められている坂口幸市さんとその息子さんが、古代型を使った夏衣という綿絽素材の限定品を染めています。
ここにアップした商品が、その加賀染浴衣です。
ワンシーズンにわずかしか染めていないために、県外の方は、ほとんど目にすることがない浴衣で、染め上がりが夏小紋になって見えるのが一般的な市場品と大きく異なる点です。
普通ですと、この時期に注文を取ってから、納期に間に合うように染めるのが業界の流れかと思っていますが、加賀染に限っては、現品で終了となるから興味をそそられます。
なので、染め上がりが揃った時点で商品をセレクトしておかないと、後で選ぶことができない性格の商品なんですね~
要するに、流通が少ないことを店の強みにしたいと考えている商品です。
予定では明日見に行く予定だったのですが、他の専門店さんが先に選品してしまえば、残った商品から選ばなくてはなりません。
そのことに気づいた私は、加賀染浴衣を選品することだけのために、朝一番に会場に伺い、トンボ帰りで店を開けることにしたのです。
そして、誰もいない会場で、しっかり選んでまいりました。
明日も会場に足を運び、注文取りの商品を選んでくるつもりでいますが、加賀染浴衣に限ってはひとまず安心です。
こうして浴衣の仕込みが始まりましたが、今年は絞りこんだ商品群で勝負を掛けてみたいと思っています。
さて、どうなることでしょう。
それでは今日はこれにて・・・
お休みなさい。