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4月に開催を予定している20周年催事の案内に回る一日で、パートさんが帰られる時間に店に戻ると、店内には二人のお客様が・・・
そして、店の奥の事務所に足を進めると、刷り上がった20周年へ向けての挨拶文を折り曲げている男女が目に入り、定員オーバーの様子に驚きました。
奥で作業していたのは、店の印刷物をお願いしている印刷会社の担当者と嫁いだ次女の萌です。
手伝ってくれていたんですね~
その光景に疲れも吹き飛びましたが、二人が力を貸してくれているかと思うと何だか嬉しくてね~
特に次女は私の仕事に無関心で、手伝ってくれたことがほとんどありません。
時々、「店を手伝ってくれたら助かるんだけどな~」、そんなことを呟いても、首を縦に振ってくれようとしなかった娘が、目の前で椅子に座り店の仕事をしている。
その姿に心がほころびました。
それから時間が過ぎ、娘と二人になりました。
このタイミングを逃してはならないと思った私は、「オンラインショップを手伝ってくれないかな~」と、娘に振ると、「詳しい人が教えてくれるのならいいよ・・・」
初めて期待する返事をくれたのです。
心の中で「ヤッタ~」と叫ぶ私がいました。
娘はauショップの店長として働いていて、期する所があったのか先月末で退職したんですね~
仕事に追われた生活から離れ、現在は家事に専念しているらしく、ようやく耳を貸すようになってくれたかと思うと、天にも昇る気持ちです。
あまり期待すると、親子でも話しがこじれることもあるので、そ~と見守り、この仕事の面白さが実感できれば、その先が見えてくるのかも・・・
一つ、扉が開いて気がしますが、これも空想の世界。
さて、どうなることでしょう~
ここで話しが変わりますが、昨日、過去のブログ記事をご覧になられた方から、ビロードの黒羽織を誂えて欲しいとのご相談がありました。
その相談を受けて、具体的な話しを電話で進め模様を見ていただくこととなりました。
昨日に引き続き、この場を借りて映像をアップしたいと思います。
まずは画像から・・・
ビロードプレタコート [大雪輪散らし]
ビロードプレタコート 「ぶどう唐草」
ビロードプレタコート 「市松」
この3点をご紹介させていただくものですが、黒い画像ばかりで興味のない方にはつまらなかったかもしれませんね。
商品の特徴を説明させていただきます。
ビロード生地を模様の部分だけ残しカットしたもので、光の加減で残されたビロードの柄が浮き出るという長羽織です。
商品はプレタ(仕立て上がり)対応で、単衣仕立てになっています。
特徴としては広幅使用で、背縫いがありません。
そのことで、後ろ姿のラインがなめらかに表現されて綺麗なんですね~
裏地が付いていないので軽いことも特徴の一つで、羽織丈の裾がかろやかに揺れて、おしゃれなんだな~
羽織の裄は1尺8寸(68㎝)仕上がりで、着物の裄に合わせるとなると1尺7寸8分(67,3㎝)以内だとバランスよくおはおりいただかるかと思いす。
羽織丈は肩山から2尺9寸(110㎝)と少し長めですが、軽いので歩行に邪魔になることはないでしょう。
しかし、身長の低い方でしたら1寸(3,8])近く短くてもいいかもしれませんね。
袖丈は着物の袖丈1尺3寸(約49㎝)に対応するように仕立てられていて、それ以上袖丈が長いと、着姿が落ち着かないことが考えられます。
ちなみに、ご相談者の着物の裄が1尺8寸になることから、プレタ対応の羽織と同寸になります。
それにふくよかでいらっしゃるとのことで、新たにオーダーメイド寸法で新調されることをお薦めさせていただきました。
羽織寸法のことは、ご相談者と話し合ってからのことですが、とにかくおしゃれなんだな~
小紋や紬などのカジュアル系の着物に合わせてもいいし、色無地や附け下げなどのフォーマルぎに活用されても可笑しくありません。
是非、参考にしていただきたいと思いますが、お値段の含めご相談者とお話しを詰めたいと考えています。
今日も随分長い記事になってしまいました。
この辺で打ち止めということで終わりにしたいと思います。
それでは、お休みなさい。