◆
来店客が少なくて虚しい一日になってしまいました。
これから浴衣市場が活気付く時期なのにいったいどういうことなんでしょう。
他社の夏物バーゲンに呑みこまれてしまったのでしょうか?それとも梅雨空の雨に打ち砕かれたのでしょうか?
穏やかではありませんが、この週末に期待を寄せたいと思います。
それでは投稿です。
毎日夏物のことばかり考えていますが、気分を変えて9月からの単衣の着こなしとして、こちらの小紋をコーディネートしてみました。
おしゃれにまとめることができましたが、残暑が厳しいこともあって、色合いが浅いと爽やかに見えるのではないでしょうか?
着物は薄地のグレー系で大小のドット柄が横一列に並んで横段の柄で、帯は大人のピンク地の花模様をあしらった全通の染め帯です。
幾何学模様に花柄という組み合わせが装いの表情を豊かにしますが、厳しい暑さが残ることもあって、絽ちりめんの帯を持ってきました。
基本的に絽ちりめんの帯は夏帯になります。
「9月に夏帯をして可笑しくないの?」
そんな疑問符が付くかもしれませんが、月が変わっただけのことで暑さは夏とさほど変わりません。
なので、季節の先取りを着物で表現し、帯を夏帯で着こなすというのも一つの考え方で、逆パターンもあってもいいかと思っています。
つまり、着物のTPOは私たち業界人が一つの目安として決めたことで、もう少し自由な着こなし方があってもいいんじゃないかな~
その考え方は洋装と同じで、おしゃれを楽しむことが大切かと思います。
難しい季節の変わり目だけに、色合いをに視点をおいてコーディネートしてみました。
是非、参考にしてみてください。
今日は余計なことを書かずにお別れとさせていただきます。
それではお休みなさい。