夏物の座を浴衣に奪われた夏着物・そして目の前に突き出された「幸」

 街はお祭りモードになっていて、浴衣が活躍するころとなりました。
浴衣や下駄、浴衣帯など、浴衣の装いに足りないものを見に来られるお客様や、浴衣着付けのご相談などで、浴衣一色になっています。
これも夏祭りや大きな花火大会が身近なところで開催されるからで、浴衣の似合うロケーションが存在し、浴衣を着ようとする人が絶えないように思います。

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主催する側は大変でしょうが、おおいに盛り上げ日本文化を絶やさないでいて欲しいものです。
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その一方で、需要が伸びないのが絹の着物です。
浴衣とは価格帯が違うこともありますが、夏着物を手にしたいと思う方が少なくなっていて、その市場は小さくなり続けているのではないでしょうか?
考えてみれば、夏の結婚式も袷の着物を着ているくらいですから、取り扱う側としては辛いものがあります。
夏物の座を浴衣に奪われた夏着物、陳列していてもその表情は寂しそうで心が痛みます。
素敵なコーディネートなのにな~
今日はお母さんの月命日。
スタップがお休みで店を離れる事ができず、墓参りができませんでしたが、お母さんに伝えておきたいことが沢山あります。
子ども達も立派な社会人になり、我が家に明るいニュースを振りまいています。
そのトップバッターは長女で、司君とう好青年と8月24日に挙式を挙げることとなりました。
二人ですべてのことを段取りし、忙しく飛び回っているようですが、その様子はお母さんの許まで届いていますか?
お母さんの代わりをすることが出来なくて、挙式に向けて娘には人一倍気を使わせていますが、どうか人生で一番輝ける日になるよう応援してやってください。
当日はお母さんの席も用意し、食事のフルコースも頼んでくれたみたいです。
一緒に祝ってやろうではありませんか。
お母さんと二人で、幸せになりたいと願って歩んできた人生を振り帰ると、辛いことや情けなることが絶えず付きまとっていて、時間だけが無駄に過ぎていたように思っていました。
今回、長男と長女の結婚という機会に触れてみて、見落としていた一つの答えを目の前に突き出された気がします。
これも子育てに紛争していたお母さんのお蔭でしょう・・・
単に新しい扉が開いただけのことで安心はできないが、お母さんの分まで幸せを引き寄せて欲しいと願ってます。
形が見えない幸せの香。
風に吹かれ消えてしまうかもしれないが、二人でその香りを味合いながら、子ども達と暮らした日々を思い出したいです。
最後に、気使いができない私を責めないでいてくださいね。
今日はこれにて・・・
お休みなさい。

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