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淡々と時間だけが過ぎていきます。
話題が少ない日は記事の書き初めに苦労させられますが、今日はおしゃれな帯で着物をコーディネートをしてみたのでお楽しみください。
それがこちらのコーディネートです。
心を踊らせている方もいらっしゃるかと思いますが、合わせた帯がじつのおしゃれでしょ・・・
絞りに兎柄の刺繍を加えた品で、そのデザイン性とあっさり感がとても気に入っております。
品がいいという言葉が当たっているのか、それともおしゃれという表現が適当なのか、伝えたい言葉が見つかりませんが魅力的な帯であることは確かです。
合わせた着物は白茶色の小紋地で、立涌(たてわく)に葵(あおい)紋を模様にしたものです。
色合いが浅く、春を迎える着物かと思いますが、そこに濃い目の色で帯を合わせると、淡い香り放つ着物がキリッと引き締まります。
そして、深い帯地の中に、ただ一つ刺繍された白兎が一匹。
静けさの中にセンスが光ります。
帯の腹に出る表情は白兎の後ろ姿。
笑みがこぼれているのではないかと思いますが、遊び心を追及してみたくて、帯揚げにネコ柄を入れてみました。
少し行き過ぎだったかもしれしれませんが、古典の絞り技法にモダンなモチーフを刺繍で表現した新しい発想の名古屋帯です。
大人の魅力を失わずに、おしゃれを楽しむことができるだけでなく、視る人の心を鷲掴みにすることでしょう。

閉店後、久しぶりに食品スーパーで買い物を済ませました。
料理のレパートリーが広がっている訳でもなく、いつもよく似た食材を手にしてしまいますが、家に戻ると食事の支度がしてある生活が いかに快適であったかを懐かしく思えます。
妻がいなくなり、子供たちが独立し、好きなように使える時間を手にすることができましたが、身の回りの生活をサポートしてくれる人がいないということは、じつに面倒で、負担に思えてなりません。
仕事を持ちながら家族の身の回りの生活を守っている主婦って、本当に偉いと思います。
男がどんなに偉そうなことを言っていても女性には敵わないのかもしれませんね。
どれだけ時間が過ぎても、妻の有難味を忘れられない私です。
それではこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま






