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北陸の地が好きなのか雪が降り続いています。
ここまで来ると雪がズンズン積る訳ではありませんが、よほどの目的がない限りは物を消費しようと思いにくい時節です。
活気があるのはバレンタインチョコなのかも・・・
3月の声が届くまで、春物の仕込みの時期と言いたいところですが、気持ちは穏やかではありません。
冬の季節は太平洋側の土地がとても羨ましいです。
ここのところ和雑貨や風呂敷の仕込みで、着物の情報をお届けすることができませんでしたが、今日は着物で春をコーディネートしてみたのでご覧くだささい。
どこが春なの。 と、言わせそうですが淡い色合いが好みでない方もいらっしゃるかと思い、帯や小物で春のムードを演出してみました。
着物は濃い紫地の無地感の小紋。
新しいタイプの色無地ともいえる着物で、帯の合わせ方で略礼装にもなる着物です。
春の入学式をイメージして白っぽい帯でコーディネートしてみました。
合わせた帯は染め帯ですが、金箔を部分的に使っていることから華やいだ装いになるかと思います。
黒っぽい着物なのに、見た目に爽やかさがあると思いませんか?
その爽やかを壊さぬように色を添えるのが帯〆と帯揚げの役割で、着物と帯のコーディネート色の柱となるのは紫と白系の色です。
帯〆は紫とピンクが左右に分かれ、わずかに金と白のラインが組み込まれたものを・・・
帯揚げがオフホワイト系の色に桜の花びらを散りばめた模様を合わせてみました。
そして草履を帯揚げの色に近い淡いクリーム台の艶消しのなめし革で合わせました。
鼻緒は白・金・ピンクの糸で組紐のように組まれたものです。
個性的な色合いの着物でも、こうして色を重ねていくと春らしい装いになるでしょ・・・
これでお母さんのおしゃれな装いが仕上がりました。

今日はこれから野暮用はあって記事を終わりとさせいただきます。
それではこれにて・・・
さようなら。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま






