竺仙さんの手を借りて「オリジナル小紋半衿」の制作に着手・その心は・・・

 明日2月1日は京都出張というのにベストコンディションではありません。

喉の痛みが広がり体も重くて、仕事に影響が出なければいいのですが・・・

さっさと投稿を終えてしまうことと致します。

店作りの中で最も準備を進めておかなければならないのが、4月に開催を予定している「卯月展」の展示会です。

今年は江戸小紋や浴衣のメーカーさんでもある 竺仙さんの力をお借りして江戸小紋を特集したいと考えていましてね~

昨年の11月頃から竺仙さんの担当者と打ち合わせをしているところですが、江戸小紋を紹介するにあたり、江戸小紋の型紙で当店オリジナルの小紋半衿を採り上げてみることに・・・

私から提案したものですが、卯月展の期間中に江戸小紋の染師「根橋秀治」さんに来ていただいて、お客様の目の前で小紋半衿を染めていただこうかと考え動き始めたところです。

手始めにどのような半衿が染められるのか試作品を作っていただくことにしました。

私が依頼したのは、半衿に使う型紙の提案と白の塩瀬半衿に染めたときの染めあがりの色です。

それが数日前届きましてね~

DSC_0002komonnhanneri.JPGこの画像にある5つの江戸小紋柄と5色の色です。

左から赤、墨色、グリーン、オレンジ、黄色の順に並んでいますが、ここにもう一つ藍が加わります。

染めあがりを確認して、卯月展の期間中に楽しい提案ができるのではないかと考えておりますが、これで満足している訳ではありません。

このたたき台を基本にお客様のご意見も聞いてみて、色の微調整と型紙の選択も考えてみたいと思っています。

DSC_0003komonnhanneri.JPGここにある模様は江戸小紋の模様として使われている型紙です。

着物の場合は、ベースの白い部分が染料で染めら模様には色が付いていません。

今回の小紋半衿の提案は着物の染め方とは真逆になります。

お客様には採り上げた型紙と色を選んでいただいて、染師の根橋さんに目の前で染めていただく企画になろうかと考えていますが、これから竺仙さんと相談を重ねて具体的な形を決めていきたいと考えているところです。

画像にあるオレンジ色の模様は何だと思います。

「寿」という漢字を型紙にしたもので、江戸っ子の遊び心があって楽しい柄だと思いませんか?

私は小紋半衿の別染体験を通して伝統の技を目の前で見ていただき、江戸小紋について深く理解を持っていただくことを目的として取り上げたものです。

竺仙さんに相談を持ち掛けとき、担当者として即決できる企画ではないので会社に持ち帰り染師さんとも相談してから返事をしたいとのことでしたが、現実のものとして動き始めたことに感謝しております。

そして手にした試作品を持って、明日、京都へ向かいます。

京都では竺仙さんが2016年の新作浴衣を発表していて、注文を入れたいと思っていますが、そこで担当者と膝を突き合わせて私の想いを伝えたいと考えているところです。


その後の展開がどうなるかはこれからですが、ワクワク感が増す卯月展になることを信じてチャレンジしてみます。

どうか楽しみにしていてください。

今日の日中は風もなく春晴れの澄みきった青空が広がる暖かな一日でした。

道を走っているときに、半袖Tシャツで自宅前の掃除をしている男性を見かけましたが、それくらい穏やかで優しい日になりました。

DSCN8785okaasannnotukimeiniti.JPG妻の月命日の日でもあったので、お墓参りに行ってきたのですが、すでにお花がいっぱい手向けられていまてね~

青空の下で妻もお花も生き生きして見えて、春を待ち望んでいたことが見てとれました。

どれだけ時が過ぎても妻のことを忘れずにいてくれる人がいることを羨ましく思いますが、
この前に来ると掃除をしながら近況報告が始まるのが日課です。


この1月が不振だったことや風邪をひいてしまったことを呟きながらも、子どもたちの幸せを二人で願っていました。

お母さんは子どもたちや孫に何もしてやられないもどかしさがあるようですが、親として思うことは同じです。

心身ともに健康で何が起きても仲のいい家族を築いて行って欲しいと、先々のことを私に委ねるかのようでした。

どちらかといえば子どもたちに助けられている立場とあって小さくなっていましたが、お母さんも遠くから見守ってやってください。

そんな、たわいもない会話を交わし戻ってまいりました。

とにかく天気が良かったもので気持ちのいい再会になりました。

 

それではこれにて・・・

お休みなさい。

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