拝啓 読者のみなみな様。
ここ数日間の豪雨で被害に遭わせた方の中には、生活を奪われ人もいて心からお見舞い申し上げたいと思いますが、今回の雨で随分涼しくなったことを感じております。
店内の出入り口を開けていると、風が通り抜ける方向に暖簾が押され、ゆっくり呼吸をしているかのように映ります。
その様子からも心に清々しさが届いてまいりますが、日が暮れる頃になると澄みきった空気が哀愁を誘うものがありましてね~
これが秋なのかもしれません。
力強い夏とは違って静けさが似合う秋が訪れたようです。
そこで今日はお部屋のインテリアとして秋の演出するタペストリーを紹介してみたいと思います。
秋の七草を麻の素材に手描きで描いたタペストリーです。
なかなか乙なものでしょう・・・
幅60㎝で長さ150㎝あるもので、大きなな壁面があるお屋敷に、このタペストリーを提げたら秋の風情たっぷりで、詫び寂の世界に引き込まれることでしょう。
手描きで描かれたものだけに模様に立体感があって見事な出来栄えかと思っております。
お値段は税込み¥34.560です。
話は変わりますが、地元のお客様がご夫婦で作品展を開いていて、松任駅の前にある「市民工房うるわし」という会場へ行って来たのですが、広い会場を埋め尽くす作品の量に驚かされるものがありました。
お客様は70歳を超えるご夫婦で、ご主人が瓢箪作りの名人で奥様は書の達人。
まずはその作品をご覧ください
専門的なことは解りませんが、初めて開くご夫婦の作品展とあって会場には多くのお客様がお越しになられていました。
何を申し上げたいかと言いますと、お二人でちょくちょく店に来られているのですが、その姿を拝観していて夫婦のあり方や生き方をみたいなもに教えられるものがありましてね~
互いに持っている才能を敬い、現役として活躍されているなんて素晴らしいと思いませんか?
私の店は女性客が多いこともあり、ご主人に気を遣っている話を聞かされることがある訳ですが、長年連れ添うと会話も少なくなり、違う方向を向いて生きている方も少なくないようです。
これが夫婦だとしたら味気ない気がしてなりませんが、それが現実みたいです。
そして高齢になると、健康面での口説きも多くなり生きる目的を失っている感じてなりません。
そのような方を多く見ているだけに、お客様の生き方に尊敬するものがありました。
数か月前にこの作品展を開くことを聞かされ、その後二人でプロデュースされている姿を拝見させていただいていたのですが、見事な晴れ舞台でした。
お疲れが出なければいいのですが・・・
9月11日(日)まで開催していますので、お近くの方は是非覗いてみてください。
そしてその会場の一角に、奥様のご先祖様の打掛が展示されていましてね~
昔の職人の技がうかがえる素晴らしい打掛でした。
大切の保管されていて、見ごたえのある打掛であったことを一言付け加え今日の記事と致します。
それではこれにて・・・
お休みなさい。