今日は展示会の後始末と着付け教室を併用で行なうとい、日が沈むころまで人と商品が入り乱れた気ぜわしい一日でした。
そして二日後の12月1日にはお客様と顔見世ツアーに出かけることもあり、毎日が綱渡りのようにして過ごす日々で、過ぎてしまったことを振り返る間もなく突き進んでいるところです。
そうした状況下の中で、12月6日(火)から「木目込み雛人形展」の開催を予定していまして、その会場準備に入らなくてはなりません。
今年最後の店内催事となる訳ですが、この会が終わるまでは張り詰めた気持ちでいられそうです。
そこで今日は木目込み雛人形展のご案内をさせていただきたいと思います。
私の店は昔から古い着物生地を使った小物や創作人形が好きで、日本の四季と共に古布使いの商品を店内で紹介している訳ですが、取り分け、木目込み人形のお雛様にはこだわりを持っていて、毎年この時期に新作品を取り混ざ、特設会場にて一足早い春をお届けしています。
今年も12月6日(火)から13日(火)の8日間、大小さまざまの木目込み雛人形を発表致します。
人形の特徴としては、衣装が古い着物生地を使ったもので、古が漂う味わいは他に類を見ないものがあるように思っていて、オンリーワンの雛人形と言えるものです。
そして、男びなと女びなのが一組になったコンパクト型で、場所を取らず管理がしやすいのも他社の雛人形と大きく違うところかもしれません。
女の子の初節句や、季節の彩る春の飾り物として提案させていただくもので、20点以上は揃えてみたいと考えているので、是非とも目に触れていただけたらと思っているところです。
さて、今月も終わろうとして今年も残すところ一月となりました。
新しい年を迎える前に、新しい目標を見つけ出さなくてはならないと思っているのですが、漠然と思うだけで何を変えなくてはならないのかが見えてきません。
長年店の経営をしていて感じることは、景気という外的要因からチャンスやピンチが波が押し寄せ、経営が浮いたり沈んだりする受け身の経営であってはならないと考えています。
なので、小さくても販促を組んでモーションを起こしているのですが、お客様とお付き合いをさせていただいて、店から送り出す情報に「飽きる」ということが、店とお客様との通い合う血流を濁らせているのではないかと感じています。
美味しいものもであっても月に何度も食べていれば飽きるのと同じで、人は新しい物やサービスに引き寄せられるとしたら、「飽きられる」というのは経営をする側とすれば「見えない敵」と言えるものがあります。
これは私の業種に限ったことではありません。
経営の基礎となる理念はころころ変えるべきものではありませんが、見せ方や問いかけ方にお客様は変化を求めていて、飽きられことが経営という肉体に病気を呼び込むとしたら穏やかではいられないものです。
中にはどんなに時代が変化しても変わらないことを求められる業種もあるでしょうが、それでも、より良いものを望むのが消費する側の願望です。
そうなると見えない敵を退治しなければなりません。
これがとっても難しくて、これ先では退治できないんですね~
新しい年を前にして退治法に苦慮する自分ですが、諦めずに考えてみたいと思っております。
それではこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま






