「もっと妻を幸せにしたかった」・そんな想いが私を突き動かします

  この時期としては暖かな一日でした。

明日はお客様と京都へ向かうことになっているのですが、仕事も一区切りついたこともあり、ゆっくり過ごすことができたように思います。

孫が店に来ていたもので、陽気に誘われて店の周りをのんびり散歩することもできましたし展示会の後始末も終えることができて、過ぎた出来事をリセットすることができたようです。

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そして今日は妻の月命日のです。

月に一度のことなので妻に会いに行ってまいりましたが、その度ごとに「今も元気でいたなら、店や家族はどう変わっていただろう・・・」。
そんなことを、つい、考えてしまいます。

きっと店のことよりも子供たちの家族のことに紛争していて、仕事人間の私は置き去りになっていて、子どもたちと触れ合う時間が少なくなっていたのではないでしょうか?

何事も報告事項に終わっていて、ある意味で孤独感を味わいつつ、妻に対する思いやりも感謝することもあまりなく、互いに残された時間を自分のために使っていたかもしれません。

そして、この店の将来のことや老後の身の振り方を心配していたことでしょう。

そのなことしか想像できないなんて妻に対して申し訳ない気がしますが、妻を失って心から愛していたことに気づかされています。

その妻がいつまでも私の心の中に生きていて、素直でいられる自分が不思議でなりません。

もっと妻を幸せにしたかった。

私と苦楽を共にして幸せだったと言わせたかった。

そんな後悔の念が、私を突き動かしているのかもしれません。

今日も妻の前でいろいろ呟きながら「幸せった何だろう・・・」。
そんな、つかの間の時間の中で優しい子供たちに恵まれたことを心から感謝する私でした。

いつの日か、親子の力関係が逆転する日が来るのかもしれないが、元気な間は夢を追いかけてみたいので遠くから応援していてください。

そして、明日から12月です。

厳しい現実の中で来年の青写真を描いて行かなくてはなりませんが、まずは、お母さんの名前から名付けられた「かおる会」の顔見世ツアーが無事に終わることを祈りたいです。

では、これにて11月を閉じるここと致します。
お休みなさい。

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