「店作りに欠かせない販促」情報を外に出すことの重要性を紐解いてみました

DSC_0002nanakorobiyaookinokomono.JPG 飲食業やアパレル業界などに比べると、店が取り扱う商品は少数派のマーケットと言えるでしょう。

もしもこの国が100人の村だったら、数人の人しか関心を持っていただいていないのかもしれません。

日本の民族衣装とか、冠婚葬祭にはなくてはならない衣装だと言われ続けていますが、生活様式や価値観の変化と共に、着物を求める方が増えているとは言いにくいところがあり、レンタル衣装などで事をしのぐ方が多くなってきているのも否定できない現実かと思っています。

この背景には着物に対する思い入れがあっても、消費する金額の手軽さとは縁遠いものがあって合理的な考え方に落ち着くのでしょう。

一方で、おしゃれをしてみたいと思っている人たちには、ご自身の価値観に合ったものであれば手にしたいと思っている人がいて、その中には着物も存在していて、和装業界はそんな人たちに支えられていると言っても言い過ぎではありません。

言葉を変えて言うのなら、物を消費する人口の限られた人に呉服店が必要とされていることを自覚しなければなりません。

しかし、地方の人口の少ない土地で、着物だけで経営をしていくことが難しくなっていて、何か特別な特徴を持たないと生き残れない時代になっていると言えます。

着物業界に長年携わっているから視えてくる着物に対する価値観の変化と業界が抱える問題点に、改善策とそれを具体的に推し進める勇気を持たなくてはならないにですが、これがとってむ難しくてね~

灯が消えつつある夜道を歩いているかのようです。

そこで今日は現状を紐解きながら、今後の店作りのあり方を考えてみたいと思います。

この店の立地を考えてみたときに、車が走っていても、人が歩くような住宅地や商店街ではないために、目的を持った人しか店のお越しになりません。

着物の着こなし相談だったり、着終わった着物のメンテナンスであったり、お客様の目的はさまざまですが、来店された折に目的外のものに目を触れて衝動買いをいただくことがこれまでにありました。

しかし最近は買い物が慎重になっていいて、おまけの売り上げが取りにくくなっていることに気づかされます。

ここに簡単に商品が売れない現実があり、売り場を割いて品揃えをしている商品と、それを探している人を情報で繋ぐ行為が欠かせなっていることに気づかなくてはなりません。

待ちの商売から、攻めの商売へと変えていかないことを物語っています。

昔は攻めの商売となると、訪問販売や電話でのセールスでしたが、時代はそれを拒むものがあって押し売りでは成り立たない背景があるだけに、着物愛好家を探し出して、真摯にアプローチする行為に攻めの商売があるように考えています。

ある商品を探す人がいて、その商品を取り扱う店が見つかれば、行動に移す確率は高いからです。

繰り返しになりますが、仮に多種多様の風呂敷を豊富に店内に並べていても、来店客の目的外の商品であれば、印象を残すことはできても、おまけの売り上げは望めなくなっています。

そうなると、風呂敷を必要としている人を探し出し、足を運んでいただけるまでのプロセスを準備し、それを情報にして外に出さないと、品揃えをした意味を持たないだけでなく、消費者に受け入れてもらえる品であるかの判断もできないのではないでしょうか?

これは、草履やバッグ、かんざし、趣味性の高い着物でも当てはまる方程式で、情報を外に出して、探している人との接点をどこで見つけ出すかが商売の醍醐味かと考えています。

この店の取り扱い商品のマーケットが小さくなっているだけに、商品を探している人も多く、店の存在を知っていただくことがターニングポイントになることは明らかと言えるでしょう。

そこで力になってくれる販促ツールとして考えられるのがインターネットです。

数年前から活用させていただいていますが、年々競合店がここに参入して来ていて、安心と信頼を得ることの難しさもあって簡単なことでなことを思い知らされています。

この世の中の少数派とも言える着物を消費する愛好家に、店の役割を果たせているのか疑心暗鬼になって落ち込むこともありますが、それでも情熱を持って新しい道を探ってみたいと考えています。

具体的に何をどうしたらいいのか、絡まった紐を解くことができませんが、情報を外に出すことにはこだわりを持っていたいと思っています。

たまには振り返る時間もあってもいいかと思って、心の内を記事にしてみました。

なんだか、つまらないことをいっぱい書いてしまったようでゴメンナサイね。

それではこれにて・・・
お休みなさい。

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