初売りに向けて着物関係の売り場を触っていたのですが、ようやく新年を迎えられる状態になりました。
残すは和雑貨コナーを少し模様替えするだけとなりホットとしているところです。
それでは今日の投稿です。
今年の年末は足元が良いこともあり、今日も何人かのお客様がお越しになられましたが、その中に、始めて店を覗かれたお客様がお二人いらっしゃいました。
そして、二人が口になれた言葉が、
「この店の前を車で通ることがあり普通の呉服店さんかと思っていたら、小物がいっぱいあるんですね。こんな郊外に魅力的な商品がたくさんあるなんて知らなかった~。ゆっくり見せてくださいね!!」
もう一人のお客様は長尺の帯〆を探しに来られたのですが、
「こんなにセンスのいいものが揃っているとは知りませんでした。私なんかが覗ける店ではないのかもしれないが、他で見たことのない商品が沢山あって、お世話になった方への贈り物にここの商品を使ってみたいですね~」
スランプ状態だっただけに、お二人の言葉に励まされるものがありました。
同時に、店の特徴が知れ渡っていないことを教えられるものがあり、この点をどうしたものかと思うところがありました。
私なりに広告媒体を使っているつもりですが、心に響く知恵が足りていないんでしょうね~
改善できない課題が多くあるということは、伸びる可能性があると解釈したいですね。
話を変えて、今回の初売りの核となるテーマは、若いお母様方の「入卒用の着物提案」です。
その商品群の中には模様が入らない色無地という着物があり、さまざまな種類と色を揃えさせていただきました。
色無地の特徴はご存知かと思いますが、礼装着の一つで、背中に家紋を入れてお祝い事や不祝儀に着れる着物になります。
模様が入っていないために、フォーマル着として肩を並べる訪問着や附下よりもリーズナブルなもので、何かと便利な着物ではないかと考えています。
この色無地は柄を選ぶのではなく、年代に合った色を選ぶことが大切で、用途は入卒とか七五三詣りの装いにもなりますし、お友達の結婚式の披露宴やお茶会などにも着れるきものです。
また、色の染め替えも無理なくできるもので、年を重ねて派手に思えるときが来たなら、色を変えれば問題なく着ていただける着物です。
それだけに生地の素材を吟味したいものですが、色選びのポイントとしては、お目出度い場には明るいピンク系とかクリーム系、グリーン系や水色系も適当かと思います。
また、不祝儀として使いたいときは、寒色系の悲しい気持ちが伝わる深めの色合いが安心かと考えています。
昔は色無地となると地紋が入らないちりめん系の素材が主流でしたが、近年は地紋が入ったものが多く作られていて、色合いも綺麗になって来ているのではないでしょうか?
その背景には着物に模様が無い為に、生地の地紋でエレガンスさを出したいと考えている方が増えているのかも・・・
その点は定かではありませんが参考にしてみてください。
次に合わせる帯ですが、着物の格を上げるのならば袋帯で、そこまで求めないようであれな春を感じさせる染帯や、西陣織などの名古屋帯でコーディネートしてもよろしいのでは・・・
心がけたいのは趣味性の高いものを避けるのが一般的かと考えています。
これも感覚の問題で一言では言い表せないものがあり、着物初心者には判断しにくいものがありますが、目の前でコーディネートしてみると納得できるものがあるのではないでしょうか?
私の店でよろしければ気軽に相談してみてください。
アドバイスさせていただきます。
ところで、ご家族の人生の節目に着物を着ることって、生き方に敬意を祓うものがあり、とても素敵なことだと考えています。
その提案を初売りの場でしておりますので、時間が許すようであれば覗いてみてください。
そして、店頭には二枚の看板が立ちました。
この店の広告塔でもありますが、とにかくベストを尽くしてみたいと思っています。
明日も引き続き初売りに向けての準備をして、その後に、この一年を振り返ってみるつもりでいます。
そして、気持ちを新たにして新年に臨んでみたいと思っているところです。
それではこれにて・・・
お休みなさい。