今日は仕上がった9月後の情報紙を持ってお客様回りをしていましたが、太陽の熱い日射しをいっぱい浴びたこともあって、夕方になってとても疲れを感じました。
そして店内が私一人になると、体を休めたくなり畳に大の字になってボォーとしていると、電話が鳴って慌てて受話器を手にすると、先月、着物や帯をお求めいただいた新規の県外のお客様だったのです。
注文をいただいた商品を昨日送らせていただいたもので、お名前を聞いた瞬間、何か問題があったのかと思いましたが、その逆で、セレクトされた商品が想像していた以上に満足できるものであったとの、喜びの声だったんですね~
その声を聞いて疲れが飛んでいきましたが、この店を温かく見守っていてくれていることが伝わってまいりまして、とても嬉しぃ思った次第です。
数日前にも夏帯を選んでくださった県外のお客様から喜びの声を電話でいただきましたが、お顔を見たことのない方から、店の商品を介して喜びの声をいただけるということに、どれだけ励まされることか・・・。
とても幸せなことです。
もっともっと魅力的な店になりたいと前を向ける時でもありますが、信頼の中には責任の大きさもあって、商売の奥深さを感じさせられています。
それにしても毎日うだる暑さが続いていて、秋物の品揃えにまったく合わない状態になっています。
それが来客数の少なさを物語っていて、どうしたらお客様を店に惹きつけられるかが私の中での大きな課題です。
淡々とやるべきことを一ずつこなしていくことしかありませんが、今日もお洒落な着物コーディネートを牛首紬の着物で作ってみたのでご覧下さい。
【無地感の牛首紬をお洒落に着こなす】

無地暈かしの牛首紬をコーディネート
そのコーディネートがこちらの画像になります。
画像は「クリーム」と「ピンク」、そして「ひわ色」もかすかに入った、優しい暈かし柄の無地になりますが、ダークな地色にモダンな模様の染帯を合わせると、とてもお洒落な着こなしになると思いませんか?
【紬地に染めた更紗模様の染帯】

紬地に染めた更紗模様の帯
無地っぽい着物だから合わせた帯がダイレフトに目に飛び込んでまいりますが、季節感がなくて描かれた模様と色合からモダンさが伝わってきて、格好いいと思いませんか?

牛首紬の無地をコーディネート
その表情をとっても豊かにしているのは、正面の腹部分のコーディネートではないでしょうか?
合わせた帯〆と帯揚げの色が、合わせた帯や着物と見事にマッチングしていて、これぞ秋の着こなしといえるのではないでしょうか。
このコーディネートにあまり目立たない感じで、「こっぽりの帯飾り」を加えさせていただきました。(画像の向って右端に映る)
画像では静止していますが、実際に着こなすと“コッポリがゆらゆら揺れて”可愛いのではないかな~
【コッポリ帯飾り】

コッポリ帯飾り¥3,080(税込み)

コッポリ帯飾り/桜を彫っている
コッポリの側面に桜が彫ってあって可愛いと思いませんか?
【加賀染め足袋/菜の花とてんとう虫】

加賀染め足袋/菜の花とてんとう虫
そして加賀染め足袋を秋物とは言えませんが、私の好きな「菜の花とてんとう虫」で合わせていました。
チグハグに思えるかもしれませんが、お洒落な感じにまとまれば全て良しという解釈もあっていいかもしれませんね。
いい感じに纏まったと思いませんか?
それでは今日はこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







