雪は思っているほど積ることはなく安心していますが、気がかりなのは日々の来客数です。
悪天候と寒さに立ち向かう冬場の店作りって、一筋縄ではお客様を呼び寄せられなくて、知恵が足りていないことを実感しています。
一方で県外の方から商品の問い合わせが入ってくることを思うと、何を問題視しなければならないのかが判らなくなっています。
とにかく前に進むことだけを考えていますが、視えない敵が外部環境であって欲しいと願う私です。
この時期は興味を引きつけられることを一番に考えていて、2月22日(ニャン・ニャン・ニャン)の猫の日が追い風にならないものかと思って「猫展」の開催を決めました。
そして今日、その看板が店頭に立ちました。
この看板を目にした地域の方は何を始めるのかと思うでしょうね~
店には猫柄の和物商品が至る所に潜んでいて、それをまとめた提案となるものです。
こちらの商品は「猫足」の帯揚げです。
ユニークな品だと思っていますが、このような品にスポットが当たることはめったとありません。
帯揚げって脇役ですもんね~
でも、猫の柄を身に着けていると思うと嬉しくなるものがありませんか?
そこで猫足の帯揚げを入れてコーディネートしてみました。
上田紬に格子柄の八寸帯を合わせたものですが、カジュアル感があって帯揚げの色が効いているでしょ・・・
正面からは帯揚げの柄が猫足であることに気づかないかもしれないが、脇から猫足が覗いておしゃれでしょうね~
猫好きな方の自己満足に過ぎませんが、猫展では猫柄を取り入れた和装にもこだわってみたいと考えています。
和装の中にある猫柄ってそんなに多くあるものではないだけに、どこまで楽しい提案できるのかが不安ですが、こんな時だからこそ私自身も浮かれた気分に慕ってみたいと思っています。
ちなみの先ほどの紬コーディネートはこちらです。
これといって目を張る組み合わせではないかもしれないが、格子柄の帯が映えるコーディネートかと考えています。
草履はこの寒い季節を考えて時雨草履を合わせてみました。
もしかしたら、これが一般的な合わせ方なのかもしれませんね。
ところで、私にはこの店を守る責任があり、毎日が同じことを繰り返している訳ですが、気が遠くなる時間を刻むと我慢が身に付いてしまいましてね~
我ながら不思議に思えてなりません。
しかし、時として店に縛られてばかりいて、これでいのかと思ってしまうことがあります。
一度しかない人生を仕事に捧げるべきか、それとも、残された時間を気ままに過ごすべきかと・・・
そんなとき、満たされるものを先に持ってくると、お客様の笑顔に触れたシーンや、なにげない家族の関わりに喜び感じるものがあり、今の環境を変えることができません。
今よりももっと良くしたい気持が勝り、この仕事にしがみついているのかもしれません。
そう考えると人生を損しているのかもしれません。
だけど、社会の中で生きていくことって、守るものがあるから我慢ができるのだと思います。
いつか花咲くことを夢見るも人生。
やせ我慢かもしれないが、諦めないで自分らしく生きれることを理想にしたいものです。
それでは、今日はこれにて・・・
お休みなさい。