北陸の冬は寒くて雪が降るのは当たり前のことなのに、商売をしていると、どうしても気持ちが沈みがちになります。
そんな気持ちを理解してくれているのか、娘が猫展に向けて入り口の飾りつけを猫でまとめてくれました。
猫たちが楽しそうで心もほころびます。
着物を扱う店として芸がないかもしれませんが、地域柄上品な店であっては近づきにくいように思えて、娘たちの力を借りて入口の飾りつけをお願いしている次第です。
可愛さと明るさがとても気に入っております。
気を遣ってもらって感謝です。
さて今日は源氏香文様の羽織地を無地風の小紋に合わせてみたのでご覧ください。
それがこのコーディネートです。
帯で街着の装いにしたものを黒のビロードで模様を浮かび上がらせたもので組み合わせてみたのですが、大人の雰囲気が存分に味わえて素敵でしょ・・・
レトロな味わいがあり、なおかつ、おごそかさが装いもかもし出され黒羽織ならではの装いです。
これを長羽織にすろと裾が揺れてカッコいいですね~
後ろ姿も逆三角形になって魅力的なものがあります。
特に模様に使われている古典柄の源氏香の柄に趣があり、着物の着こなしを熟知したおしゃれ感を引き出しているものです。
源氏香とは香道の記号みたいなもので、着物柄によく使われているですよ・・・
このような黒羽織はおしゃれ感覚でも使えますし、色無地や江戸小紋などと合わせてフォーマルの席にも利用できるので、使い勝手がいいのではないかと考えています。
雰囲気からして上級者向けかもしれませんが、どうか参考にされてみてください。
ところで雪がしんしんと降り積り、一段と寒さが増してまいりました。
明日は間違いなく雪透かしから始まることでしょう。
気が重くなりますが北陸の地で生活している以上は仕方ありません。
早めに自宅に戻り体力を貯めることとします。
それではこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま






