しばらく寒い日が続いていて来客が少ないことを心配していましたが今日は違います。青空が戻り、来客の多い日となりました。
その多くが入学式に来た着物のメンテナンスでしたが、店頭に出した「着物・長襦袢の丸洗い」の看板が効果を発揮したのかもしれません。
大きな数字に結びつくものではありませんが、地域に投げたボールが店に返ってきたことに喜びを感じれるものがありました。
このように、提案したことが地域に響き、それが店に足を運ぶ切っ掛けとなれば、お客様の心を捉えたとになります。
ここに、商いの醍醐味が隠されていているのでしょう。
商いをする者はその事を理想としている訳ですが、筋書きどおりに事が運ばないのもの商いです。
「商い」は「飽きない」という格言が残っているのも、数えきれない先人たちの苦い経験から導き出されたものであることが良く分かります。
そのことを踏まえて現在思っていることがあります。
それは来週の21日(金)から24日(月)までの間に開催する「刺しゅう展」の案内を多くのお客様に入れてまいますが、受け取ったお客様がらボールが返ってくるかが心配でなりません。
残された時間を有効に使いたいと考えていますが、提案の仕方って簡単でないことを感じているこの頃です。
話は変わりますが、浴衣地を含めた夏物が少しづつ入荷していまして、その中から一足早い素敵なコーディネートを紹介してみたいと思います。
それがここにある映像です。
着物は「竺仙」という古典柄浴衣を染めるメーカーさんから出されている「絹紅梅」といもので、東京オリンピックのロゴマークに使われた市松柄を駆使して染められた夏着物です。
色合いはグレー地の単色で、85%の絹糸と15%の綿糸を使って涼感を出していて、江戸好みとも言えるものではないかと思っています。
この着物に麻素材で染めた葵柄の名古屋帯で組み合わせたものですが、小粋さがあってとてもおしゃれでしょ・・・
大人の味に惚れ込んでいます。
これらは寒い冬に注文を入れて用意したもので、数日前に届いたものです。
明日は暖かくなるみたいなので、解禁してもいいかと思うところがありまして紹介してみました。
店頭に出すのは刺しゅう展が終わってからになりますが、お嫁入りが早いのではないかと思っている私です。
それでは、今日はこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま






