単衣・夏用の「デニム着物」でおしゃれなコーディネート提案

   カジュアルの着物で、もっと面白いものをお探しの方に必見の情報です。

数年前に撫松庵がデニムの着物を市場に出して、都心では話題を集めていたようですが、デニムが持つゴワゴワ感に違和感がありまして、個人的には好みの品ではありませんでした。

ところが今年、同じ撫松庵から単衣・夏用のデニムの着物が発表されまして、それを見た私は衝撃を受けました。

何が驚いたかと言いますと、見た目はジーンズに使われているデニムなのに、触れた感触はサラサラ感のある柔らかな素材にビックリ!

迷わず注文を入れさせていただいたのですが、そのデニムの着物が入荷したので、その品を紹介してみます。

DSC_0002denimunokimono.jpgこちらがその単衣・夏用のデニム着物です。

私なりの感覚でトータルコーディネートした映像ですが、洋と和がコラボしたおしゃれ感に「何、これ・・・?」と、不思議な印象を持たれる方が多いのではないでしょうか?

プレタ対応(仕立て上がり)になっていますが、個性派の方には見逃せない着物かと考えています。

素材は夏の浴衣に使われているセオ・アルファという新合繊のポリエステル。

洗濯機で洗えますし庶民的な着物と言えるのかもしれません。

そして、おしゃれなアイテムを加え趣の変わった装いを考えてみました。

CSC_0011denimunokimono.jpg見てください、藍の染まり具合もデニムで縫い目に添ってデニム感を余すところなく上手に表現しているでしょ・・・

半衿をレースでコーディネートしてみました。これがデニムの着物に合うんですね~

DSC_0012denimunokimono.jpgそして、リバーシブルの半巾帯にトンボの帯留めで遊び心を添え、下駄も藍の鼻緒でおしゃれな装を演出してみました。

これで単衣きものの装いになりましたが、浴衣としても着れるものです。

そこで最も気になるのがデニム着物の素材感かと思います。

DSC_0021denimunokimono.JPGデニム着物を広げて店の玄関に向けて撮った映像がこちらですが、通気性のある生地であることが見てとれるでしょ・・・

重々しい素材感はまったくありません。

本当に不思議なデニム着物です。

DSC_0017denimunokimonowoko-dhine-to.JPGこの着物に麻八寸の帯でコーディネートしてみたのですが、より着物らしくなっておしゃれなんですね~

一般的な着物の常識とは少しかけ離れてるかもしれませんが、シンプルでありながらも誰もが驚く面白さは他に類のない装いかと思っています。

ちなみにデニム着物のお値段ですが、税込価格¥84.240(セオ・アルファ)

適用身長は163㎝~166㎝で、裄(腕の長さ)68㎝(1尺8寸)、袖丈49㎝(1尺3寸)

麻八寸帯は、税込価格¥30.240

DSC_0022re-suhanneri.JPGレース半衿・・・¥4.104

DSC_0024tobbbogaranoobidome.JPGトンボの帯留め・・・¥5.184     正絹三分紐・・・¥5.400

DSC_0023hannhabayukataobi.JPGリバーシブル半巾帯・・・¥14.040(長さ380㎝/ポリエステル100%)

DSC_0026baltugu.JPG七宝柄バッグ・・・¥3.024

DSC_0025geta.JPG下駄・・・¥14.904 (SS寸からLL寸まで対応できる品です)

以上が今回デニム着物コーディネートに使った品々になります。

好みがはっきり分けれる着物だと思っていますが、個性を何よりも大切にされている方には是非ともお勧めしたい品です。

おそらく、追加注文が効かない着物かと思っているので、気になられる方はお早めにご相談下さい。

せて話は変わり、今日は比較的お客様の来店が多い一日でした。

車が通りを走っていても人通りがない立地だけに、目的を持ってお客様の出入りがあると嬉しく思います。

今は初夏の店作りの仕込みの段階で、これからどのように駒を動かしたらいかを問いかけながらも、お客様の心を掴む難しさを嫌というほど味わっているだけに、考えておきたいことが沢山あります。

とにかく今は、情報を外に出すことに専念したいと思っていますが、次のひと工夫が私には必要なだけに気が抜けません。

過ぎて行くカレンダーを睨みながら、明日もできることを探してみたいと考えている私です。

それではこれにて・・・
お休みなさい。

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