着物を売る時代から店が選ばれる時代へと変化している和装業界!

京都の町 店主のひとりごと

日中は蒸し暑さを感じる京都でした。

 

 

 

京都の町

京都の寺

 

春休みと花見シーズンが重なり、地下鉄のプラットフォームには普段の3・4倍の人が電車を待っていて、道を歩けば日本人よりも外国人観光客が多いのではないかと思えるくらい、京都には人が集まっていた気がしました。

 

しかし、仕入れ先には県外から同業者が多く入って来ているとは言いにくく、行く先々で担当者と話をする時間が多くありました。

 

或る先では、膨れ上がった着物レンタルマーケットが、観光とレンタル着物が一体となっていて、着物を着てみたいと思っている人が多いのに、呉服店と交わらない新しいマーケット層に危機感を感じていることを話されていていました。

 

そして彼は、この夏は浴衣レンタルが増えるのではないかと言っていましたが、少なくとも呉服店の在り方が問われていることは地方の私でも感じていて、これまでと一緒では生き残れない時代になっている気がしています。

 

これまで私たちは着物販売に一生懸命になっていて、着物愛好家を育ててこなかったことが、いつしか呉服店から人が離れていって、ご理的な着物レンタルという新しいマーケットに着物ファンが流れ込んでいるのかもしれません。

 

だとしたら、店の強みをより一層高め、広い商圏へ飛び出していかないと、着物が分かる人との出逢いが生まれてこないのではないでしょうか?

 

 

もしもこの日本が100人と村だったとして、きもの専門店さんを必要とされている方は10人にも満たないのかもしれません。

仮に10人の着物愛好家がいたとしても、ネットが生活の手足になっている時代の中で、その人は、どこの店に行けば満足できる品があるのかを探すに違いありません、

 

 

理屈っぽく表現しましたが、着物を売る時代から店が選ばれる時代へと変化していることを自覚しないといけないのでしょう。

 

どうすればいいのか?

突き付けられた課題に信念を持って立ち向かわないと、着物戦国時代に生き残れない思いでいるところです。

 

時間がなくてまとまられませんでしたが、これで今日を閉じるこことします。

では、お休みなさい。

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