御召展に向けての会場準備を終え、いよいよ明日から本番です。
店内は所狭しと商品が並び、新しい商品の着こなし提案をさせていたけたらと思っておりますが、お客様がいなければできないことで、明日という日を前にして、期待と不安がマックスに達しているやもしれません。
ここまで来たら開き直るしかありませんが、楽しい会になるように心がけたいと思っているところです。
店の展示会は御召の着物で埋め尽くされている訳ではありません。
出入口には新しく発表した和柄Tシャツがあり、風呂敷や和雑貨、端午の節句の木目込み人形やタペストリーなど季節商品を揃え、和装小物はかんざしや帯〆帯揚げ、バッグや草履など、着物の装いに欠かせないおしゃれな小物も充実させております。
そして店舗の奥に着物や帯を陳列していて、このような会になるとテーマを決めて新しい商品をご紹介させていただくようにしています。
これが今回は御召です。
しかしそれ以外にもおしゃれな着物や帯を用意していまして、今日は地元で織られている牛首紬を紹介してみたいと思います。

夏牛首紬をコーディネート
こちらは夏用に織った牛首紬で、紗八寸名古屋帯でコーディネートしたものです。
牛首紬の縦のグラデーションが涼しげで、おしゃれだと思われませんか?
ベースの色はクリーム系のベージュで、片方の淵に紫・水色・黄色の縦糸を微塵縞(みじんしま)のように入れてグラデーションを出した織物の着物です。
ステキでしょ・・・

夏牛首紬
素材にシャリ感があって、単衣のおしゃれ着としてお召しになれるものです。
織物の夏牛首紬は生産量が少なく、県外の方は目に触れることがないかもしれませんね。

牛首紬をコーディネート
こちらになると、袷物の牛首紬になりますが、爽やかなヒワ色をベースにしていて、裏地を付けな単衣物としても着れるものです。
結城紬の八寸名古屋帯とコーディネートしたもので、カジュアルな雰囲気がステキでしょ・・・
牛首紬は地元でもあり、加賀友禅も含め展示会では欠かせないものになっていまして、PRさせていただきました。
興味のあるようでしたら、是非足を運んでみて下さい。

御召展が始まります
今日の話題は御召の着物ではありませんでしたが、この店の在り方が問われる時で、思い通りにならないことを覚悟して臨みたいと思っております。
会期は明日から4日間。ベストを尽くしてみます。
それではこれにて・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







