コツコツと涙市の準備をする一日でしたが、地味な仕事の合間にも、夏物の着物を用意されるお客様もいらっしゃいまして忙しくさせていただいていました。

涙市の準備
涙市は店内の商品がすべて割引になる会です。
なので商品を見ながらプライスダウンの価格が付けられていく訳ですが、一つ一つ、仕入れをしたときの仕入先とのやり取りが思い出されます。
”あの時、何を思ってこれを買ってしまったんだろ”とか、
”お嫁入り先を見つけてあげられなくてごめんね!”とか、
”大好きな着物なのにどうしてお嫁に行かないんだろう”
などなど、様々なことを思いながら割引き価格を付けております。
商品がなければ店を作れないし、商品を用意したからといって、すぐにお嫁に行くというものでもなく、店の鮮度を保ちながら続けていくことの難しさを改めて感じています。
昔から「商いは飽きない」と言いますが、そんな単純なものでないことを決算が近づいて来ると思い知らされるものです。
口説きたくもなりますが、涙市でのお買い物はお客様にはお得な会かと思っています。
まだ秋冬物を出していませんが、夏物の売り場が整えば奥の部屋を秋冬物で埋めたいと考えているところです。

絹紅梅小紋をコーディネート
この画像は竺仙さんの絹紅梅小紋を紗の八寸帯で夏着物としてコーディネートしたものです。
私の目利きが良くなかったのか婚期を逃していましてね~
洋服の柄みたいと言われてしまって気落ちしております。
彼女には申し訳ないのですが、思い切った割引価格にさせていただきました。
本当にゴメンと言いたい気持ちです。
いずれにしても我が家の娘たちに割引きか価格を付けるのは辛いものがあります。
疲れなのか暑さなのかよく分かりませんが、身体が少しだるくてね~
自宅に早く戻りたい気持ちでいるところです。
そして明日は猛暑となりそうな京都へ向かう予定でいます。
京都は祇園祭のさなかで、人が集まることを身呑んで仕入れ先が展示会をしていましてね~
その展示会にお客様が足を向けていただけるとのことで、明日は京都に身を置くことにしました。
なので明日は店を休ませていただきます。
そのこともあって、今晩は体を休めたいと思います。
ではこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







