来週の21日から始まる「涙市」に向けて店内の会場準備が始めり着物売り場はくちゃくちゃ。
疲れもあって、夕方近くなるともう少し頑張ろうとという気持ちが失われてしまい、”明日があるさ~”と呟く声。
その声が響き出すと体が動こうとはしません。
地味な仕事が始まると息切れしてしまって困ります。
昨日、金沢の仕入れ先で同業者の女将さんとお話する機会があり、その方が私に、男性なのによく頑張っていると言われましてね~
そのようなことを言われたことがないため、ドキッとさせられました。
言われてみれば、お客様は女性が多いだけに、同性の方がお客様は話しやすいのかもしれません。
それも私はシニアと言われる年代でもあります。
男でシニアとなれば、違和感を覚えるとがあっても不思議ではありません。
しかしこの仕事は経験とセンスが問われるところがあります。
着物を知らない人が増えているだけに、お客様との人間関係ができていれば売り手側としては有利に働きますが、新規のお客様を増やしたいと考えたときには、信頼とセンスという心に響く裏付けがないと着物ファンを惹きつけられないのではないでしょうか?
少なくとも私はそのように解釈しています。
だから信頼とセンスの扉を探すことを止めようとしないだけのことで、その扉を見つけ出せないから頑張れるのでしょう。
初めての出会いがギクシャクしていても、店からの買い物を通して信頼を傾けてくださるお客様がいらっしゃいます。
そのような気持ちが伝わってくると、お客様の期待に応えられる店でありたいと強く思うものです。
ここが店作りのポイントなのかも・・・
さて、涙市まであと一週間となりました。
いつも私は夢を追いかけていて、現実を直視しなければなりません。

小千谷ちぢみをコーディネート
明日も売り場作りの構成と、着物や帯のプライスダウンの値段付け。
地味で辛い仕事です。
それではこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







