竺仙さんの白地に藍の「糸菊柄綿紅梅浴衣」に日本の美を感じます・そして妻の墓参り

  九州が大雨で大変みたいで、熊本震災の後だけにいろんな面で混乱しているのではないでしょうか?

心からお見舞い申し上げたいと思いますが、北陸地方は空梅雨のような天気が続いていて、恵まれた土地であることを感じております。

しかし、日々のニュースは明るい報道が少なくて、心も梅雨空って感じです。

7月に入れば各地で花火大会や夏祭りなどが繰り広げられ、晴々しい社会になることを期待したいものですが、お客様と接していてそのムードも薄らいでいることが気にかかります。

7月には大きな選挙が控えていますが、経済界に激震が走ることのないようにして欲しいものですね。

それでは今日の投稿です。

DSC_0002mennkoubainoyukatawoko-dhine-to.JPG日本にはいろんな浴衣がありますが、きもの通に喜ばれるのは浴衣は藍一色の浴衣ではないでしょうか?

この映像にある竺仙さんの白地に藍の綿紅梅浴衣もその一つで、着てみて「おしゃれと」か、「目立つ」という次元からかけ離れた日本の美意識のようなものがあり、まさしく正統派の浴衣を言えます。

模様は糸菊柄で、花の線が風に揺れているかのような勢いがあり、白地に藍の色が涼し気に見えるでしょう・・・

見た目だけでなく、通気性の高い織り方をした生地を用いていて、着装した時の軽さは格別なものがあります。

DSC_0001mannkoubaiyukata.JPG画像を大きくしたものですが、フラットの生地でないお判りいただかるかと思いますが、格子の節のような織り方がシャリ感のある肌触りを生み出していて、綿100%の素材のものを綿紅梅と呼んでいます。

これな浴衣の種類の中でもワンランク上の品質のもので、街着としても着ていただける着物なんですよ・・・

それ故に品があって、きもの愛好家に喜んでいただけるものがあるのでしょう。

帯の合わせ方で、お若い方でも着れる浴衣かと考えています。

お値段は税込68,040円とお安いものではありませんが、流行りとか年代に左右されることなく、長年に渡って夏をお楽しみいただけることでしょう。

IMG_0086hakamairi.JPG明日が妻の月命日ですが、明日は店のお留守番とあって一日早くお墓参りをしてまいりました。

いろいろ話すことがあり、心の内を聞いてもらったのですが妻は受け止めてくれたでしょうか?

素直になれるときだけに心が落ち着きます。

今では「妻がいたなら・・・」なんてことを呟くことも少なくなりましたが、もう一度、明るい笑顔に触れてみたい気持ちは変わりません。

貴女の分まで生きることって、生易しいことでないことを実感していますが、しぶとく頑張っているので見守っていてくださいね・・・

それではこれにて・・・
お休みなさい。

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