おしゃれの定義っていったい何だろう~ そんな気難しい問いかけを自分にしてみました。
和装でいいえば、着物や帯など様々なパーツが重なり合って出来上がる形が同じだけに、色合いの取り合わせに特徴があるとか、珍しい柄を上手に組み合わせているとか、季節感のハッキリした模様をさりげなく着こなしているとか、目にしたときの好感度や個性の印象度が一定のラインを越えたときに「おしゃれ」だと感じるのではないでしょうか?
そこには所作も含まれるのでしょうが、そんな着こなしができる人をおしゃれな人だと呼ぶのでしょう。
なので、隅々までコーディネートに気を配ることがとても大切かと考えています。
その役割を私たち着物専門店が担っているといえるのでしょう。
特に近年はタンスにしまっておく着物から着物を着ることを目的としたお客様が増えているだけに、目利きというものが重要になっている気が致します。
何を思ったのか、そのようなことを考える時間があり、呉服店離れに歯止めが効かない中で店の役割を問いかけていました。
いろんな店作りの形がありますが、おしゃれが提案できる店でありたいですね。
このコーディネートは、この秋冬を意識して街着をコーディネートしたものです。
着物は銀杏の色にも似た辛子色で、一点絞りという技法で染めたれた小紋になります。
それをすくい織のこけし柄で組み合わせたもので、個性派好みの装いを演出してみました。
装いにダークな色が入るとおしゃれ感が増すもので、遊び心もあって外出が楽しくなるのではないかな~
周り人からの注目度も高いコーディネートかと思ってアップしてみました。
秋は文化の季節でもあり、いろんな行事が身の周りで開かれるのではないかと思います。
今も着付け教室で着物でお出かけされるお話をされていましたが、どうか着物でおしゃれしてみて下さい。
ご自身のこだわりをすれ違う人に見ていただけたら、着物に憧れを持つ方が増えて行くのかも・・・
その意味でも着物を着る機会を増やしていただけたら業界人の一人として嬉しく思います。
取り留めのない記事になりましたが、今日はこれにて・・・
では、お休みなさい。