今日はネットを活かした店作りの在り方について専門家にお越しいただいて改善点を探る日です。
いろんな角度から分析をしていただいて、ブログが価値のあるものになっているとのことでした。
その活かし方に工夫が必要とのことで、記事の質の向上に加えて人物が入った記事が多くなると親しみやすさが増すのでないかとの問題提起を受けました。
他にもお問い合わせホームの改善が必要とのことで、その部分を少し直しましたが、とにかくブログでこの店の明暗を分けるものになっているようです。
何か起死回生となる宝物を見つけ出せたわけではありませんが、方向性を示していただけたことに迷いがなくなった気がします。
後は私の努力次第。
娘の力を借りながら、SNSとブログの使い分けを踏み込んで考える機会をいただけたようです。
私のレベルに合わせてお力を貸しいただけたことを心より感謝しております。
ありがとうございました。
そんな訳で、少し気合を入れで今日の記事を書いてみたいと思います。
来る19日(金)から毎年恒例となっている神無月の会にて大島紬を特集させていただきますが、会自体は大島紬に限らず秋冬物の和雑貨であったり、かんざしや帯留、草履などの和装小物から着物や帯に至るまで新しい商品を発表させていいただくための展示会です。
そのこともあって、新しい商品を準備しておりますが、数日前に依頼していた帯が染め上がって来たもので、その品を紹介してみましょう。
それがこの塩瀬帯です。
見かけたことのない模様だと思いますが、クリスマスをイメージして作られたキャンドル柄の帯なんですよ。
この模様がクリスマスと直接結びつくものではありませんが、こうして言葉にするとクリスマスがイメージできるかと思います。
キャンドルが燭台の上で蝋が垂れている様子や、炎を金の刺繍で明るさを表現している点や、作り手の工夫がうかがえる帯です。
腹にでる模様もユニークで楽しめるものになっております。
片方はお酒の瓶が描かれていて、
もう片方は食卓を囲んだテーブルを描いたものだと聞いております。
つまり晩餐会とでも言うのでしょうか、クリスマスの夜の食卓がテーマとなって染めた帯だそうです。
語りが必要なのかもしれませんが、大人のおしゃれな夜を感じさせられるものがあって素敵でしょう・・・
この帯は着ていく場によって、誕生日会などのお祝いの席の装いにもなれば、お友達とのお食事会の場にも活かせたり、クリスマスを迎えることになればクリスマスの着こなしにもなる帯かと思います。
とても魅力的な帯です。
そこでこの帯を使って、大島紬をクリスマスの装いへと導いてみましょう。
それがこのコーディネートです。
大島紬は奄美大島で作られた藍泥大島紬で7マルキという細かな十字絣の織り方で模様を浮かび上がらせてた単色の着物になります。
色合いからしても袷向きの大島紬で着た感じがとても軽くて体に馴染む着物です。
その着心地からも街着としてのご愛用者が多いかと思いますが、このようにしてキャンドル柄の帯を合わせると品のよい装いになります。
クリスマス時期ともなれば、防寒草履がお似合いかろ思ってゴマアザラシの草履を添えてみました。
そして前はお酒の瓶柄をポイントにして、おしゃれな模様を刺激しないように明るい色合いの帯〆で都会的な香りを引き出してみました。
そこに、クリスマスカラーを彩る赤っぽい色が入った帯揚げと、アンティーク調のかんざしに血赤サンゴ色が入った品でクリスマスを演出。
いかがでしょう・・・
ワクワクさせられるでしょう。
一つの例ですが、神無月の会では大島紬だけに止まらず、楽しいコーディネートが提案できればと考えているところです。
どうか楽しみにしていてください。
キャンドルの帯から少し話がそれてしまいましたが、オンリーワンの着こなし方でクリスマスを迎えられたらと思って紹介させていただきました。
そして明日は防災に役立つ風呂敷の包み方講習会の日です。
明日も忙しくなることでしょう。
では、これにて閉店と致します。 お休みなさい。