お天気が良かったこともあるのか、今日は活気があったようにように思っています。
この活気が初日からあればと思ったりしますが、物事がそうはならない時代背景が今の呉服店を取り巻く時代の流れの中に潜んでいるのかもしれません。
というのは、月末とあって京都の仕入先が店に立ち寄ってくれてましたが、話を聞けば、全国的に家業店といえる呉服店が苦戦をしていて、着物や帯の消費が少なくなっていることで、伝統的な技を持つ職人さんの仕事が少なくなっていることや高齢であることもあり、ドミノ倒しのようにして職を離れているそうです。
後継者が育っていないこともあり、この状態が続けば近い将来、伝統的な技を駆使して作る着物や帯が作れなくなる日が来ると言うんですね~
タクシー業界がコロナ禍でドライバーが転職して、タクシーの台数があってもドライバーいないために車を動かせないとが社会問題になってますが、着物業界は社会問題にならずとも、商品を作る職人さんがいなくなっていて右往左往しているとのようです。
根の深い問題かと思えますが、職人さんに限らず家業店の呉服店でもいえることは、後継者がいないということが問題を大きくしているのでしょう。
それは消費者のきもの離れとタンスに眠る着物が溢れていることが、これまでの流通の流れを狂わせていて、それが着物業界全体に飛び火しているのでしょう。
見方を替えるなら、安易な売り方をしてきたことのツケが我々の業界に回って来ていると言えるのかもしれません。
この点を真摯に受け止めなくてはなりません。
その上で身勝手な言い分かもしれないが、着物を着る場を増やして行くことを行政を含めて着物業界全体で考えられる社会を育てていくことかと考えています。
何をするにしても障害がありますが、それでも着物が持つ魅力を伝えいくことが我々の仕事なので、日本に根付く伝統的な商品をこれからも紹介できる店になれたらと思っています。
【宝尽くしの小紋を唐織り袋帯でコーディネート】
このコーディネートは宝尽くしの小紋をよそ行きの装いとしてコーディネートさせていただいたものです。
よそ行きとした場合、合せる帯を袋帯にすると格が上がることが多く唐織りの袋帯で合わせてみました。
こうしてフォーマル用の草履とバッグを合せると付下げをコーディネートしたかのように見えますが、水色地の小紋なんですね~
品が良くて場の利く装いになって見えませんか?
【唐織り袋帯】
着物も帯も感謝祭に出品中で、小紋と袋帯の2点のコーディネート感謝価格は¥238,000(税込み)となります。
とてもお得なお値段になっているかと思いますが、こちらのお値段は明日までとなるので、お時間の許される方は気軽に覗いて見てください。
難しい話題を記事にしたので、途中から論点がズレてしまったかもしれません。
どうかお許しを・・・。
それでは今日はこれにて・・・
お休みなさい。