◆
静かに春が近づくと冬が攻め返す。その繰り返しがこの2月なのかもしれないが、昨日の安ど感は何処へやら・・・
朝から雪が降り続き気温の低い一日となり、またもや窓の外は冬化粧。
ここまで来ると、この雪を歓迎するのはスキー場かもしれないが、雪はもういらない。
そのようなことを思っていたら、雲の切れ間から地図を描いたように青空が顔を出してくれました。
私に春の挨拶をしてくれたかのようで、西の空から届いた春便りに、心豊かにする私がいたようです。
今日は小粋な縞柄に街頭に猫柄のすくい帯をコーディネートしてみました。
雰囲気からして通好みって感じで、一般向きしないかもしれませんが、合わせた帯が面白いでしょ・・・
帯は紬織りで、色合いがシックで模様がハッキリしないところに味があります。
紬地の着物に合わせた方が帯との相性がいいのかもしれませんが、ものようなしゃれ感のある小紋でも違和感がないと思い合わせてみました。
夕方に県外のお客様と電話でお話をする機会がありました。
あることが切っ掛けで、私のブログとの出会があり、着物相談をいただけるようになったのですが、その事が嬉しくてね~
なぜなら、信頼していただいていることが伝わってくるからです。
それだけに責任の重さをひしひしと感じていますが、ブログをしていなかったら、この不思議なご縁に出会うことはなかったでしょう。
日々の投稿は、そんなに楽なものではありません。
こうして、ここまで踏ん張れるのも、この店を理解してくださる方が世界に多くいらっしゃるからで、それだけにプロにならなくてはならないと自分を戒めています。
一流専門店と比較すれば、足元にも及ばない店かもしれません。
だからこそ、この仕事に誇りを持って、着物の振興に関わりを持ち、信頼を集める店になりたい。
そんな気持ちで仕事と向き合っています。
とは言いながらも、現実は願いを打ち砕き、迷いを引き寄せ、時には恐怖感に包まれることもあります。
そんな時、笑顔をいただける馴染みのお客様や、ネットからの出会いは、見失いかけたものを呼び寄せるもので、別の意味で感謝の気持ちでいっぱいになるものです。
ここに商売の真実があるのではないでしょうか。
経験を多く積んで来た訳ではありませんが、お客様に喜びを運ぶことができる店になりたいです。
それでは、これで今日を閉じたいと思います。
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







