1月7日を「七日正月」といい、朝食に七草を入れたお粥(かゆ)を食べてお祝いをします。
春の七草を入れて炊いたお粥食べると健康になり、邪気を祓うといわれています。
このお祝を「人日(しんじつ)の節句」といい、江戸時代には五節句のひとつとして重要な行事になっていたそうです。
1月6日の夜から7日の朝にかけて「六日年越し」「六日年取り」と呼び、元日から続いてきたお正月の行事を終わらせる日、松の内最後の日として祝われてきました。
人日という名称は、1月1日から6日まで、鶏(にわとり)、狗(いぬ)、羊(ひつじ)、猪(いのしし)、牛(うし)、馬(うま)の順に獣畜の占いを行い、7日目に人の占いを行った、中国古来の占いの風習に由来しています。
七草粥は、お正月のご馳走で疲れた胃腸を休ませるのにも都合がよく、理屈にかなっています。
一年の中で節目となる日を節句といい、1月7日は人日の節句で七草粥で新年をお祝いする日なんですね~
五節句は1月7日が「人日(じんじつ)の節句」、別名を「七草の節句」
3月3日は「上巳(じょうし)の節句」で、女の子の成長を祝って雛人形を飾る行事。別名を「桃の節句」
5月5日は「端午(たんご)の節句」で、男の子の成長を祝って立身出世を願う行事。別名を「菖蒲(しょうぶ)の節句」
7月7日は「七夕(しちせき)の節句」で、短冊に願いを込めて笹に飾ると願いが叶うといわれています。別名を「笹の節句」
9月9日は「重陽(ちょうよう)の節句」で、菊の花を飾り、長寿と無病息災を願う行事。別名を「菊の節句」
これまで大切にされてきた五節句も最近は意識が薄らいでいて、バレンタインデーやハロウィン、クリスマスといった海外から入ってきた文化が人気を集めるようになっています。
民族衣装の着物でも言えることですが、時代の移り変わりを感じさせられております。
さて、店内特設会場では木目込み雛人形を展示しておりますが、今日はその木目込み人形を見に来られた新規のお客様が多い一日でした。

手のひらサイズのお雛さん
初めての方は店内の品を興味深く見てくださいまして、手のひらサイズのお雛様にも注目が集まっていた気がします。
画像だけになりますが幾つか紹介させていただきましょう。

手作り張子・丸雛 ¥1620

張子・花うさぎ雛 ¥2592

着物生地で作ったお雛様 ¥4860
どれも季節を楽しむ和雑貨と言えるもので可愛いでしょう。
新規のお客様には店の商品は何を見ても新製品で、お雛様以外にもお香関係とか手作りの和雑貨に興味を持たれたようで、どなたも滞在時間が長がったことを思うと喜んでいただけたのではないかと思っています。
その意味で、新鮮な気持ちで接客ができた一日でした。
そして明日から仕入先は動き始めます。
これで正常な業界の経済活動が始まることになりますが、仕入先と織りなす一年が実り多いものにするためにも、コミュニケーションを深め、本気で激論ができる関係を築いて行くことが必要かと思っております。
それでは、今日はこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







