この年になって、「守る」という意味の重さを改めて感じさせられております。
健康を守る。
家族を守る。
経営者であれば会社を守る。
人としての信頼を守る。
他にもいろんな使われ方がありますが、どれも生きていくために必要な気構えと言えます。
この力関係が、ある日突然壊れてしまったら!
身近でそのようなことが起きてしまって、人生の儚さを感じてしまいます。
同時に何が起きても後悔のない生き方が送れているかどうかを振り返る機会をいただいているます。
もしも、難病を発症したら。
もしも、突然この世の人で無くなってしまったら。
手塩の欠けた店が、閉店となる日が突然やって来たら。
苦労して築き上げた店が、災害で何も無くなってしまったら。
誰が悲しんで誰に迷惑を掛けることになるのだろう。
考えたくないが、筋書きのないドラマが待っているのが人生なのかもしれない。
誰にでもあり得ることで、負の連鎖が起きた時に自分の気持ちに負けてしまったら、それまで歩んできた人生が消えてしまうのではないでしょうか?
妻の死でそのような経験を味わいました。
その経過から学んだことは、何が起きても「負けたらあかん」ということです。
だから後悔を残さない一日でありたい。
守ることってとてつもなくエネルギーのいることですが、「負けたらあかん」をおまじないのようにして勇気付けながら、もっと楽しいことを探し出せる店にしたいと心がけています。
簡単ではありませんが、チャレンジャーとして転んでも走る続けることができればと思っているところです。
いろんなことが胸の内で交差していて、論点がまとまらない作文になってしまいましたが、気持ちを切り替えて楽しいことを探したので、もう少しお付き合いください。
この画像は、加賀友禅で作家さんが描いた「猫と音符」柄の小紋になります。
面白いのは友禅模様だけでなく、生地に「猫の地紋」で埋まっていることも挙げられます。
加賀友禅業界も伝統にしがみ付いてるだけでなくて、新しいことに挑戦していることがいくらかでもお分かりいただけたかと思いますが、こちらの猫音符柄で、ディナーショーの装いをコーディネートしてみました。
それが猫音符柄を袋帯でコーディネートした画像です。
猫が音楽を聴いて踊っている感じがとてみユニークで、心が高鳴る場でお召しいただけたら素敵でしょうね~
その場がホテルでのディナーショーとなれば、華やかさと格を高める袋帯がお似合いです。
その喜びを帯〆と帯揚げで、いつもとは違った色合いで装いを整えてみました。
色の加え方で雰囲気がガラリと変わるものですが、猫音符柄の着物となれば、これくらいの個性ある帯〆や帯揚げの色で楽しんでいただければと思ってコーディネートしたものです。
個性的ですが、可愛さもぶんだんに盛り込まれていて周りを明るくすることでしょう。
猫好きな方だったら200%楽しめる着物かと思っています。
今日から猫展が始まりましたが、珍しい猫柄の着物や帯を紹介していますので、興味にある方はこの機会に覗いてみて下さい。
では、これにて・・・
お休みなさい。