64歳できもの卸業を起業する戦友の話

店のウインドー 店主のひとりごと

確か2月のブログ記事で、信頼を寄せていた仕入れ先が3月20日付けで会社を解散する話を採りあげたかと思います。

 

それは業界に一石を投じた話題で、業界の先行きを不安視するところがあって、解散を決断されたのではないかと視ています。

 

悲しい現実として受け止めていますが、その会社に勤めていて店の担当者が同じ仕事で起業しましてね~

こんな厳しい時代に着物の卸業として一人で起業すなんてすごいと思いませんか?

 

前もって起業することの連絡をもらっていましたが、改めて挨拶を兼ねて店に寄ってくれまして、その彼と長い時間話し込んでしまいました。

 

 

その彼の年齢は64歳。

普通のサラリーマンの世界でしたら60歳で定年を終えて、嘱託で仕事を続けている年齢かもしれません。

彼もその道を辿っていた訳ですが、ある日突然会社を解散することを告げられて驚きを隠しきれなかったそうです。

 

そして彼は残りわずかな人生を染めの卸業として命を捧げることを決めたんですね~

多くの人がその年でどうして荒波に乗るのかと不思議に思っているそうですが、私はその勇気を称えたいと思っています。

 

地に付いた考え方を持っていて、新しい商品作りにも踏み出したそうです。

 

その彼が輝いていて、とても眩しく感じました。

 

 

それに比べたら私は現実の厳しさに呑み込まれていてしまっていて、考え方が貧困になっている気がしてなりません。

 

ある意味で彼の訪問は刺激物でもあり戦友ともいえる仲間で、切磋琢磨できる関係性を築けたらと思っている次第です。

 

彼は体があまり丈夫でないので、くれぐれも体調には気を配り、業界の手本になるようなビジネス展開を示して行って欲しいし、シルバー世代の生き方みたいなものを見せて欲しいと願っております。

 

 

 

 

店のウインドー

店のウインドー

 

そんなこんなで、いろんな話をさせていただいたのですが、長時間話をしていたこともあり、気の利いた画像を収まることができませんでした。

仕事も少し残していまして、今日はこれでお別れとさせてください。

 

ではこれにて・・・」
お休みなさい。

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