入卒用のお母様の着物提案・その前に「着物を着る為の便利屋さん」的な役割が必要なのかも

訪問着をコーディネート

お天気が良くて日曜日の割にはお客様の多い一日だったかもしれません。

足元が良いこともあり、お客様の中には着物姿でお越しになられた方もいまして、着物にこだわる店としては嬉しいものがありました。

 

観光地で見る着物姿と違って、ポツンとある店に着物姿で寄っていただけるところに何気ない生活みたいなものが感じ取れて、それがたまらなくいいんだな~

 

今日は発行が遅れている情報紙ですが、お客様の役立つ情報を見つ出すことに骨が折れて、何度も原稿を書き換えて、どうにか構成を終えることができました。

カットを入れたら出来上がりとなりますが、12月も半分が過ぎてしまったもので焦り始めています。

情報紙の中身に満足している訳ではありませんが、たった紙一枚のことで右往左往しているなんて可笑しな話かもそれませんね。

 

来る日も来る日も現実という風に晒されながら、商いがどうだとか、損得勘定の物差しで物事を判断したり、ブログランキングの順位が上がったとか下がったとか、どこを向いても判断できる数字で自分の価値を測っているみたいで、少しうんざりしています。

 

自由に伸び伸びと生きる世界を持っていながら、責任とか数字という紐でぐるぐる巻きにされて違った世界へ飛び出せなくなっている。

そのようなことに気づいていても変えられない自分がいて寂しく思います。

 

もしもこの国が私ひとりしかいない島国だったとしたら、勝ち負けや損得の世界もなくて、人と向き合うのではなくて自然と向き合いながら生き抜くことだけを考えるんでしょうね~

 

時として違った世界に踏み入れたいと思うことがあって、今日はそんな日だったのかもしれません。

 

店には毎日のように新規のお客様が尋ねてくださり、着物に関係したことでご相談をいただくことが多くなっています。

この現象は、ショッピングセンターの中に入っているチェーン店の呉服店があっても、地域に根付く呉服店が全くと言っていいくらいになくなってしまっていて、店の存在がクローズアップされるようになっているのかもしれません。

 

商いに繋がる方もいればそうだない人もいますが、大切にしたいことは気持ち良い接客ができたかどうかということです。

そこに店の強みとなるものもアピールしなくてはなりませんが、その前に、誠実であることが相手に伝わって初めて繋がりを持つことができるのではないかと思っています。

 

きものに対する価値観の違いなどもあり、お客様目線での接客は気を遣いますが、これませで40数年培ってきた経験という財産があるので、物事の良し悪しを伝えていくことでご理解をいただけるものだと考えています。

 

景気が良くないと言われていますが、チャンスが広がりつつあると考えるようにしたいですね。

 

 

 

訪問着をコーディネート
訪問着をコーディネート

 

新年が目の前に迫っていまして、冬場の店作りとして入卒用のお母様の着物を意識した店作りを考えていかなくてはなりません。

 

品揃えは元より、地域のお若いお母様に店の取り組みをアピールすることが重要で、初売りの中に取り込みたいと考えているところです。

 

そこで押さえておかなくてはならないことがいくつかあって、新しい着物や帯の販売は二の次でいいと考えています。

なぜなら着物の畳み方も知らない若いお母さんにいきなり高価な着物を販売しようと思っても無理があります。

着物を他から借りるということに抵抗がない時代になっていて、着付けのサポートであったり、着ようとしている着物の染抜きやシワ取り、寸法直し、中には半衿の取り付けができない人もいるかと思われるので、「着物を着る為の便利屋さん」という位置づけで、アピールできたらと思っています。

 

このサービスをどのような形で表に出していくかで明暗が分かれると思っていて、知恵の見せどころかと考えています。

 

 

 

附下をコーディネート
附下をコーディネート

 

それにしても、フォーマル着の着こなしを着物初心者に伝えることってとってむ難しくて、知恵を絞っているところです。

 

画像にアップした訪問着も附下もフォーマル着の一つで、帯は晴れ着にふさわしい袋帯でコーディネート致します。

このような話をする前に、一度訪ねていただけたらいろんな角度からアドバイスができると思うので気軽に相談くださいますように・・・

 

ここをスタートラインとして、着物初心者に寄り添う提案をどうしたらいいかを考えている私です。

 

では、今日はこれにて・・・
お休みなさい。

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