太陽の陽が時折降り注ぐ穏やかな日となった1月4日。
店は今日から仕事始めでしたが、お客様は数件で初売りとは言いにくい一日だったかもしれません。
こんな感じで2020年は動き始めましたが、今年も客数のことで悩まされる一年になりそうです。
待っていてもお客様が来ていただけないのなら、お客様に来ていただける店が創れないかというのがこの店作りの原点で、そのために何を成すべきかが私に仕事かと思っています。
その意味でも情報の発信は欠かせないものですが、何も反応がないと自信を失うことにもなりかねません。
昨年も、その前にも、採り上げた企画が独り相撲で終わることが幾つもあって、心が折れることが幾多とありましたが、それでも諦めないでチャレンジができたのはこの2冊の本があったからかもしれません。

松下幸之助の本
それは昭和48年に出版された松下幸之助さんの「商売心得帖」と翌年に出された「経営心得帖」という本です。
進むべき道に迷った時、大きなスランプに入ってもがいている時にこの本を出してきて、弱虫を取り払ってまいりました。
商売のやり方は昔と随分様変わりしましたが、心得というものは何一つ変わることがなくこの2冊の本に勇気付けられています。
そこでだ・・・
具体的にどう舵取りをしていくかだが、店作りとなる青写真を描かないといけないと思っている。
取りあえず浴衣が並ぶまでの4か月間をどうしたいのか。
どのようなことをしたらお客様が店に足を運んでいただけるのか。
今から考えても遅いと言われそうだが、進化ししようとしている姿をお客様にお見せしたいです。

加賀友禅附下をコーディネート
ここにアップさせていただいた着物は地元の作家さんが描いた加賀友禅の牡丹柄の附下になります。
昔から加賀友禅は加賀五彩と言われていますが、この附下は加賀五彩を封印したかのように染められた品で、あっさり感を好まれる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

加賀友禅附下・牡丹柄
ここの部分が上前の出る柄になります。
30代から40代のお母様の入卒時のお着物として提案ができればと、あえて古典的な装いにこだわらないようにして、黒っぽい袋帯をお合わせることでおしゃれ感を引き出してみました。
作家物の加賀友禅だけに品の良さも失われいなくて素敵でしょう・・・
地元石川県で染められていることもあって、県外の方にはとても驚くお値段になっているのではないかと思っております。
それではこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







