アンティーク色といえる紫が映える着物姿でご来店をいただいたお客様がいました。
風呂敷を見に来られたようでしたが、着なれた着姿に声を掛けると、見覚えはあるものの思い出せません。
お召しものを聞いてみると、着物は遠州木綿でお羽織はアンティークの着物を羽織に縫い返したものだそうです。
普段から着物を着ている感じがするもので、ウール着物を紹介させていただくと、一昨年の夏にご主人とご一緒にお越しになられた方であることが分かりましてね~
その方はパン屋さんをご主人と共に営んでいたっしゃって、ご自身が着る普段着の装いを毎日ユーチューブにアップしていらっしゃる方でもあります。
良い機会だったもので、お茶を飲みながらお話を聞かせていただくことに・・・
そのお客様のユーチューブは普段に着物を着たい方に影響力を持つみたいで、昨年は加賀市山代温泉で着なくなった着物や帯の交換会を企画すると全国から135人の愛好家が集まり大盛況だったそうです。
物事の発想が私たちと違っていることにも感心させられますが、木綿の着物は私以上に知識を持っていらっしゃって、着る側の立場からいろんなことを聞かせていただいた次第です。
お話を聞いているとアドバイザー的な役割を担っていらっしゃって、驚かされるところがありました。
私の店とどの部分で交わるのか分かりませんが、帰り際に、和雑貨があることで立ち寄りやすい店になっているとの感想をいだだくことができました。
貴重な時間をいただきましたことに感謝したいと思います。
ありがとうございました。
またのご来店をお待ちしております。
今日の日記みたいになりましたが、店の近くに着物をこよなく愛する方がいることに元気をいただくことができました。
この時期に雪がないということは着物が着易い環境といえるのではないでしょうか。
そして春が来れば入卒の時期が訪れますし、ブライダルシーズンでもあり、草履の種類を少し増やしてみました。

履きやすいフォーマル用の草履
主に店が採り上げている草履は台が牛革使用のもので、草履台に合わせて鼻緒をセレクトしてすげ上げた草履になります。
なので、合皮で作られた草履よりも割高になりますが、履きやすさからいったら合皮草履とは比べ物にならならないくらいに心地良くて品もあると思っております。

履きやすい草履
履きやすさの最も大きな点は、鼻緒にあると考えています。
鼻緒が紐のように細くないので、足の甲に当たる面が広く、鼻緒の腹(裏)には白いベッチンに似た生地が付いているので、足の甲に触れる面がとっても優しいんですね~
その事に加えて鼻緒を固定させる前つぼがベッチン系の生地になっているので、柔らかくて足の痛みが極めて少ないと言えます。
すなわち履きやすいということで、合皮に比べたら劣化も少ないと考えています。

フォーマル用の草履
足のサイズはS・M・L・2Lまでご用意ができますし、オーダーメイドで高さや革の色も変えられるので、買い替えをお考えでしたら気軽にご相談いただけたらと思っております。
仮にオーダーメイドでご注文をいただくとなれば、最短で1か月かかると思って下さい。
今日は珍しい来客や閉店時から着付け教室もあり、記事のネタを探す余裕がなくて、草履の話題になってしまいました。
中途半端な記事が終わってしまっ感があってゴメンナサイ。
では、今日はこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







