毎日同じことの繰り返しで、それにコロナの風を受けて来店客も少なくなっていることもありモチベーションを高く維持することが神業みたいになっています。
そんな時に耳に入る明るい話題は、コロナ下の中で新しい取り組みを試みたら業績が伸びたとか、新製品が大ヒットしているなどの話。
相槌を打って「すごうな~」とか、「強い想いが市場が動かしたのかも・・・」、
そんなありきたりの会話をしていますが、心の中ではカッとしていて、どうして自分には何もできないのだろう。
そんな物足りなさに落ち込んだりしていますが、それも数時間のことで、「きっといつか花を咲かせてやる!」と誓いを立てる私です。
そんなことを言い続けて何年が過ぎたでしょう。
妻がいた頃からこんな話をしていましたから数十年が過ぎている感じです。
そして決算を前にして明後日からの「涙市」の準備に明け暮れていて、この店に素敵なドラマが起きないかと、心のどこかで虫のいいことを考えたりして、疲れた心に一滴の油を注ぎながらモチベーションを高めているのかもしれません。
今回の涙市はゆかたを中心とした夏物と、秋冬物の着物や帯がミックスされて着物コーナーになっていまして、商品の量が半端なく多くあります。
こちらは夏物を置いてあるコーナーで、画像は左から加賀友禅の絽の水色小紋、京友禅の絽の附下、そして右端が紫地の加賀友禅絽の附下になります。
どれも夏物の着物で、セールに出てくる着物ではありませんが、ここが涙市の魅力かと思っています。
どの着物にも夏の袋帯を合わせ、セミフォーマルの着こなしを提案させていただいています。
今年はコロナでこの時期に着物を着る場を失っていまして、絽の加賀友禅の附下や小紋が涙市に並ぶのは珍しいことです。
今年の夏はお召しになれないのかもしれませんが、来年用に品定めをしていただけたらこのうえなく嬉しく思います。
そして今日も秋冬物の中から素敵な古典柄の着物を紹介してみましょう。
その着物は黒地の宝尽くし柄の小紋です。
宝尽くしの文様は吉祥柄でもあることから留袖や訪問着、附下などのフォーマル系の着物柄に使われることが多く、こちらの着物のように全体に散りばめた小紋として登場するのは比較的少ないかもしれません。
ちりめん地に黒地となれば格が高くなって見えますし、更に格を上げる意味で金糸を使った袋帯でコーディネートしたものです。
上級者の着こなしって感じでしょう・・・
流行というものにはまったく気にしないでいいし、新年の着物としてお召しいただけたら素敵でしょうね~
こちらの宝尽くしの黒地の小紋ですが、税込264,000円で販売している品を今回の6日間の涙市にて176,000円にて販売させていただきます。
売れ筋の商品かと思っていまして、習い事をしている人や着物を着てお仕事をされている人などにお勧めさせていただきたい着物です。
どうか参考にされてみて下さい。
涙市に向けていろんなことを呟いて来ましたが会の開催まであと一日。
結果をあまり意識しないで、今できることにベストを尽くし、気を緩めずに、そしておおらかな気持ちで涙市に臨みたいと思っています。
涙市は23日から28日(火)までなので、時間の都合のつく方は気軽に覗いてみてください。
では今日はこれにて・・・
お休みなさい