昨日も今日も東京から注文が入ってまいりまして、関東地区には着物愛好家がとても多くいらっしゃって、それもおしゃれな品を好まれる方が多いことを感じさせられています。
この点が地方と明らかに違っていますが、年々カジュアル志向への着こなしへと向かって行っている気がしてなりません。
その意味でも、きもの専門店として認めていただける提案を続けていくことが大切かと考えていまして、21日より新しい和装のライフスタイルの提案として「楽器柄展」を企画させていただいた次第です。
今日もその話題を記事にさせていただきます。

楽器柄で着物コーディネート
こちらのコーディネートは優しいタッチで描かれた楽器柄の着物をコーディネートしたものです。
グリーン地の小紋で、楽器柄というのはとても珍しいものだと思っています。

楽器柄の小紋

楽器柄の小紋
模様はこちらの3点の楽器ともう一つは譜面を置く台のようなものが紬の生地に線描きで描かれていて、楽しい気分にさせられる着物ではないでしょうか?
楽器柄と言っても大げさな柄でないところが大人の着こなしって感じが致しませんか?

ギターの柄が入った帯
そして合わせた帯が、こちらも楽器柄が描かれている線描きの帯。
気ぜわしさを忘れさせてくれる模様で、このコーディネートから日曜日の午後の着こなしをイメージしたものを感じさせられています。
森林公園のようは緑が豊かな郊外に佇むレストランの一角で開かれるコンサートに出向く時の着こなしって感じかな~
まさに休暇を音楽と着物で楽しくライフスタイルを絵にした着こなし方かと思っています。
こちらの楽器柄の小紋の色違いで紫地も用意することができました。
今回の企画を採り上げて思ったことは、数年前と比較すると楽器柄の着物や帯があまり作られていないことに気づかされています。
和装業界はカジュアル志向へと変わりつつあるのに、その風を受け止められないとは寂しい話ですが、秋一番の風となる会になるようベストを尽くしてみたいと思っているところです。
まとまりのない記事になりましたが、これで終わることと致します。
では、お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







