昨日も今日も東京から注文が入ってまいりまして、関東地区には着物愛好家がとても多くいらっしゃって、それもおしゃれな品を好まれる方が多いことを感じさせられています。
この点が地方と明らかに違っていますが、年々カジュアル志向への着こなしへと向かって行っている気がしてなりません。
その意味でも、きもの専門店として認めていただける提案を続けていくことが大切かと考えていまして、21日より新しい和装のライフスタイルの提案として「楽器柄展」を企画させていただいた次第です。
今日もその話題を記事にさせていただきます。
こちらのコーディネートは優しいタッチで描かれた楽器柄の着物をコーディネートしたものです。
グリーン地の小紋で、楽器柄というのはとても珍しいものだと思っています。
模様はこちらの3点の楽器ともう一つは譜面を置く台のようなものが紬の生地に線描きで描かれていて、楽しい気分にさせられる着物ではないでしょうか?
楽器柄と言っても大げさな柄でないところが大人の着こなしって感じが致しませんか?
そして合わせた帯が、こちらも楽器柄が描かれている線描きの帯。
気ぜわしさを忘れさせてくれる模様で、このコーディネートから日曜日の午後の着こなしをイメージしたものを感じさせられています。
森林公園のようは緑が豊かな郊外に佇むレストランの一角で開かれるコンサートに出向く時の着こなしって感じかな~
まさに休暇を音楽と着物で楽しくライフスタイルを絵にした着こなし方かと思っています。
こちらの楽器柄の小紋の色違いで紫地も用意することができました。
今回の企画を採り上げて思ったことは、数年前と比較すると楽器柄の着物や帯があまり作られていないことに気づかされています。
和装業界はカジュアル志向へと変わりつつあるのに、その風を受け止められないとは寂しい話ですが、秋一番の風となる会になるようベストを尽くしてみたいと思っているところです。
まとまりのない記事になりましたが、これで終わることと致します。
では、お休みなさい。