新規のお客様が多く尋ねてくださいますが、和装の分野で店の品揃えにご理解をいただくことができないケースが少なくありません。
今こんな帯がはやっているの!
これは着物なの、それとも帯!
この草履、どうしてこんなにもお値段が高いの!
私の店の回りにはきもの専門店がほとんどいなくなっていまして、ショッピングモールに入っているチェーン店の呉服店さんが複数あるだけ。
そのチェーン店のお店と比較されることが少なくなく、品揃えの違いに戸惑っている感じがします。
新規のお客様には、その都度商品の魅力をご説明をさせていただくのですが、馴染めないところが何処かにあるようです。
無理もありません、
現在の品揃えに辿り着くまでにいろんな仕入れ先とお取引をしてまいりましたし、経験を積むごとに他店との違いを明確にしたいと努めているうちに、いつしかマニアックな店になってしまったんですね~
それはきもの初心者にはハードルが高くなって見えるのかもしれません。
そのようなことをいつも気にかけている私ですが、一握りのお客様にセンスの良さを褒めてくださる人がいまして、その表情から、ようやく相性の合う方と出会うことができたと思えることがあります。
そのような出会いをいただくことが出来ました。
店を覗かれるのに勇気がいったと話されていましたが、お客様のご相談は黒留袖を見せて欲しいとのこと。
珍しいご相談でしたが品揃えがなくて、お取り寄せで見ていただくことになることを話すと、私に遠慮するかのようで戸惑うご様子。
緊張もされていまして,この店のきものの雰囲気を知っていただくためにも他の商品を見ていただければと思って、きものや帯を紹介させていただくと、お客様の心を動かすものがあったのか表情が変わりましてね~
とっても好きだわ・・・
素敵な帯ですね~
どんどん表情が変わっていって、店の品揃えと感覚の合う方だと思えたのです。
緊張も解きほぐされたのか、「こんなに長く呉服店さんにいれるなんて初めてのこと」と、呟くお客様。
お嬢様の着物としてある商品を準備くださいましてね~
あまりにもお値段がお安くなっていることに驚かれたのか、会期中にもう一度寄りたいと行って店を後にされました。
ここしばらく新規のお客様と歯車が合わないところがありまして、相性の合うお客様とようやく巡り会えた気がします。
新規のお客様に信頼と安心を買っていただくことって簡単なことではありません。
来客が少なければ、店の取り組みが否定されたのかもしれないと考えてしまいますし、商品の価値を説明してもご理解をいただけないと自分の未熟さを攻めたりもしますが、それでも心を折らさずにいると、新しいお客様との素敵な出会いをいただけるものです。
感謝祭は残り二日間。
最後まで諦めないでベストを尽くしたいと思っています。

街着の装い
今日も何か情報を載せなければならないと思って、映像を取り込んだのはこのコーディネート。
仕事の重い小紋と葵柄の染め帯で組み合わせたもので、高級感のある街着の装いと言えるものです。
この品が感謝価格になっているんですね~

葵柄の染帯
特に葵柄の染帯には二種類の刺繍を入れていまして職人さんの技を感じさせられています。
季節感のない模様で、色無地に合せて入卒時の装いにされても素敵でしょうね~
言葉が足りていませんが、これで今日を終わらせていただきます。
では、お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
法人名: 有限会社きものふくしま
法人番号: 8220002000118
白山市商工会会員
本日までのブログ総数:7,154記事







