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台風の影響で九州・四国地方は豪雨に伴い非難情報がだされているようですが、北陸は朝から曇り空。
県内では、大きな花火大会が2箇所で開催されることもあって、今宵は多くの浴衣姿が目に入ることでしょう。
九州・四国地方の方には申し訳なく思うが、天気が安定していた本当に良かったと思っています。
このビッグイベントが終われば、「祭りの後の静けさ」が店を襲います。
着物需要が落ち込むだけに、苦しめられそうです。
夏祭りで浮かれている時期ではありますが、盛夏を終えた単衣時期のおしゃれ着として生紬(なまつむぎ)をコーディネートしてみました。
スッキリしていて小粋でしょ・・・
大人の味が表現されていて、控えめでありながら心地よい余韻を残す着こなしと言えるでしょう。
合わせた帯は墨色に刺繍で描かれた品で、霊芝雲(れいしぐも)という紋様です。
霊芝は一般的にマンネンタケ科の万年茸(マンネンタケ)を指し、この形を雲に形どり吉祥模様として古くから使われていたそうです。
渋い色合いをベースに浮き上がる小さな雲がとても心地よく感じていただけるのではないでしょうか?
帯地を切り返した下の部分がお太鼓柄で、上が金糸と白糸に分かれているのが腹の模様になります。
とても魅力的で、生紬の魅力を引き出してくれているかと思いますが、参考になれな嬉しく思います。
ところで、今宵は暑さも治まり、風のなく、打ち上げ花火には絶好のコンディションではないでしょうか。
妻が病魔に襲われていた時に、娘と3人で見た時のことを思い出しますが、その時以来、目の前で花火を見ることがなくなりました。
年を重ねたのかもしれないが、もう一度、妻と一緒に眺めてみたかったな~
それでは残した用事があるこので、これで失礼致します。
お休みなさい。