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初夏を思わせるような清々しい風が店内を通り抜け、いよいよ娘たちの出番が訪れたようです。
娘たちというのは浴衣や麻のれんなどの季節商品のことで、「過ぎ去った端午の節句商品を売り場からはずし、飾り棚を夏物に変えなさい」と、私の背中を押すお天気。
気分もいいので心を風に乗せ、空いたスペースの模様替えをしてみました。
この日が来る事をどれだけ待ち望んでいたことか~
夏に向けての決戦の日がスタートしました。
まずは浴衣販売戦略を考えないと・・・。
今日はここにアップした銀ネズ色の小紋を、単衣物の着物として紹介したいと思います。
先に目に付くのは、可愛い色をほんのわずかだけ使った模様です。
次に感じることは、地紋が入った素材です。
シャリ感があり、シワになりにくい生地ではないでしょうか。
このシャレ感のある小紋を、これからの季節に着る着物としてコーディネートしてみました。
帯の色使いが爽やかで、重た過ぎず軽過ぎない、絶妙なるバランスが大人のおしゃれを表現しています。
帯は西陣織の名古屋帯で、全体に柄が織ってある六通柄。
淡い水色系の帯が組み合わせをとても上品にまとめ、高級感が出ています。
帯締め帯揚げも合わせてみたのでご覧ください。
帯締めに墨色を入れるのも一つの考え方ですが、もっとおしゃれな感じに仕上げたくて、小紋の模様の中にあるレモン色を軽く入れてみました。
帯揚げは、優しい雰囲気を壊さない程度の柔らかな使を、ワンポイントにこだわってみました。
写真が小さく見辛いかもしれませんが、蛍の模様が入っているんですよ。
それともう一つ、単衣時期を考えての提案だけに、半衿も単衣用を使うのもおしゃれなのでは・・・
カラー半衿なのですが、撚糸を使い風通しを良くし、肌にシャリ感を感じて頂けるシルク半衿です。
この半衿を今回のコーディネートに加えてみました。
色は上から白、紫系統のブラウン、淡いグリーン、淡いピンク、そして淡いクリームを用意。
貴女なら今回の小紋に何色の半衿を選びますか・・・。
お値段は¥3、150 の品です。
単衣用の半衿も取り扱っているので、どうか記憶に留めておいてください。
こうした薄い色は、正確な色を写真に収めることが難しくてね~、アップするまで随分時間がかり、苦労させられています。
それにおしゃれな装いを伝えたくて、言葉の使い方や写真の撮り方にも気を使います。
全てが私の自己満足なのでしょうが、取り入れられる点は是非参考にしてください。
それでは今日はこれで終わりにします。
皆さん・・・お・や・す・み・なさい。