卯月展の案内状作りに時間を取られていたこともあり店内の模様替えが進んでいません。
鮮度ある店にしたいと考えるならば、掃除と模様替えは基本的な仕事の一つで、その仕事をキチンとこなした上で次の戦術を考えるのが、無理のない駒の進め方かと思っています。
案内状を構成するというディスクワームを終えたことで、気持ちを切り替えて次の一手を形にしていかなければなりません。
娘の話によると春財布が縁起がいいとのことで、その話しをヒントに「印伝の小物展」を開催することにしました。
するとタイミング良く印傳屋の印伝が店の届きましてね~

印伝の小物達
印鑑ケースやメガネケース、そしていろんな種類の小銭入れに財布が届き、「印伝小物フェア」と名付け、売場の一角を模様替えすることとしました。
ところで皆さんは「印伝」という商品がどのようなものなのかご存じでしょうか?
娘も詳しくは知らないようなので、少しだけ説明を加えさせていただきたいと思います。
「印伝」とは印度伝来を略したとも伝えたれています。
鹿革に模様を付けた工芸品は奈良時代に作られた文庫箱(東大寺蔵・国宝)などにもみられ、戦国時代には武将たちの鎧や兜などをきらびやかに飾りました。
江戸時代になると、遠祖上原勇七が漆で模様を付ける独自の技法を創案、ここに甲州印伝が始まったと言われています。
その技法が今も伝わっている訳ですが、使えば使うほど鹿革の風合いが柔らかくなることを使ってみて分かります。
ちなみに私はペンケースと名刺入れを愛用していますが、昔はキーケースや財布も使っていたことがあります。
とにかくいろんな種類のお財布が店に届いていて、それ品を見るだけで楽しい気持ちになれるんしゃないかな~
4月の上旬頃まで印伝フェアを開催しているので、贈り物として役立ててみてもいいのではないでしょうか?

着物お助けマン・ノートを作りました
そして新年に今年の目標として立てた、着物初心者に優しい「着物お助けマン・ノート」というものをようやく作ることができました。
このノートは着物初心者の方と店を着物で繋ぐホットラインみたいなもので、着物の寸法直しや半衿の取り付けなど、苦手としている分野を私の店が補って差し上げたい。
簡単に言えばそんな趣旨のもので、まとめるのに少し手惑いましたが、どうにか形にすることができました。
取りあえずこのステップを踏んで、改良を加えたものをリーフレットとして作ることができればと考えているところです。
ある意味でお助けマンノートは和装業界の振興に役立つものだと思っていて、着物初心者の目線で判断がしやすい情報を集めて編集できればと思っています。
その通過点を形にすることができてホットしております。
ではこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







