端午の節句の日が終わり、兜の木目込み人形や鯉のぼりのタペストリーなどを端午の節句用品を片づけ、少しだけ模様替え。
初夏の和雑貨といえるものが少なくて、変化に飛んだ店作りができないことに頭を悩ませているところです。
その原因の源となっているものの一つにコロナ禍があり、仕入先が目新しい商品が作られていないことや、来客数の減少から、仕入れを何処までしたらいいのか迷いもあって、思い切ったことが出来ないというのが実情かもしれません。
それぞれ立つ位置が違っても、コロナ禍で立ち往生しているのは何処も同じで、改善策を導き出すスキルの高さと気持ちの持ち方があれば物事を変えられると思っています。
しかし私にはスキルの高さは全くなくて、熱い想いだけで荒波の中を航海していると言えるかもしれません。
難しいことは分からないが、目指す方向を定めたら無我夢中で駆け抜けようとし、困難があっても、失敗しても、諦めないでいたから今日があるのかもしれません。
その意味で目指す方向を定めることが、経営者として必要なことかと考えています。
しかし十数ヶ月続くコロナ禍は、人命と経済活動を止める複雑な社会問題となるものになっていて、これまでの経験から対策を講じることが難しくなっているんですね~
本当に悩ましい事態になっていると思っています。
今考えていることは、コロナ禍で膨らむお客様のストレスが緩和できる店が作れたら、お客様も店もハッピーになれるのではないだろうか?

匂い袋「花水木」
その役割を果たしてくれるものとして安らぎの空間があるかと思っております。
お香の香りにホッとさせられるところがあって、店内を眺めれば季節感のあるのれんやタペストリーが目に入り、今月から店のBGMをクラッシックに替えて、カジュアルな雰囲気の美術館的な雰囲気を作り出すようにしています。
そしてきもの関係はクオリティの高い遊び感覚ものをメインに持ってきて、目で楽しんでいただけるディスプレーであることに心がけています。
和物商品に興味をお持ちでしたら、十分楽しんでいただける店内になっているかと思ってます。
上手く説明が出来ませんが、メディアから流れる情報に疲れを覚えていて、この店の空間の中で豊かな気持ちを取り戻していただける機会になればと思っている次第です。
この二行を書くために随分遠回りをしましたが、コロナ禍だからこそ、この店の出番が来たいと思っています。
豊かな気持ちを持ってコロナ禍と向き合える店でありたいです。
ではこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







