この土日、店にはいろんな方が訪れてくださいました。
姉が病気をわずらい、余命半月だと言われ、どう対応したらいいか分からないと涙を流して胸の内を話してくれたお客様。
妻を病気で亡くしたことを知っていて、どうやって乗り越えたのかと尋ねられましてね~
私も涙ぐむ瞬間がありましたが、お客様には元気を出して欲しいことを伝える事しかできませんでした。
お孫さんの七五三参りを終えたきものを持ってきて、お茶を零したからシミ抜きをして欲しいとの相談。
そのお客様は、着物の縫い上げもシミ抜きもこの店があるから助かる。ここがなかったら何処で相談したらいいか分からないし、着物を着ようと思わないかもしれない。
嬉しいお言葉をいただくことができました。
以前とてもお世話になったお客様のお嫁さんが七五三に着た付下げを持って、口紅を付けてしまったので直して欲しいとの相談。
お世話になったお婆ちゃんは、現在施設に入っているとのことで、懐かしいお話をいっぱいさせていただきました。
昔の面影がなくなってしまったみたいで寂しいです。
和箪笥の引き出しをそのまま店に持ち込んで、お婆ちゃんが亡くなって、この時期の喪服が揃っているかをみて欲しいとの相談。
30代半ばのご夫婦に見えましたが、故人を想う気持ちが伝わってきて、素敵は家族の関係性を知ることとなりました。
私からのアドバイスを終えると、「料金はいくらでしょうか?」 みたいなことを言われて、「料金なんていただけません!」とお断りさせていただきました。
いくらかでもお役に立つことができたとしたら、それで満足です。
大阪で和装小物の問屋さんを退職して10年あまり経つ元担当者が、車でフラット店に寄ってくれましてね~
懐かしさに心が踊りましたが、残された人生を語り合う時間があり、刺激をいただくことができました。
彼の生き方に学ぶところがあり、参考にさせてもらいたいと思った次第です、
富山県からお越しになったお客様にクリスマスパーティーのお誘いをさせていただくと、是非参加したいとのことで、参加費を支払ってくださった30代のOLさんがいました。
この二日間、お客様にパーティーのお誘いを入れていますが、スッキリした返事をいただくことがすくなかっただけにとても嬉しく思いました。
他にいろんなお客様がお越しになられていて、お客様と話をしていると、お客様の生活の後ろ側にいろんな生き方があることを教えらています。
みんな一生懸命生きていて、私の人生の物差しでは測れない生き方の重みに考えさせられるところがあります。
私の店にはそんな人が集まるのか、不思議なご縁を感じています。
前文が長くなってしまい、大変も申し訳ありません。
そろそろクリスマスの話題が出始める頃かと思っていますが、クリスマスを着物で楽しむとしたら、装いを少し変えてみたくなりませんか?
手軽に変えるとしたら、かんざしや、帯〆や帯留め、帯揚げでクリスマスカラーにしてみるというのはどうかしら。
例えば帯締めでクリスマスをイメージしてみるというのはどうだろう。
画像の下4点は銀糸を入れ込んでいて、光の当たり方で輝きを見せる帯締めとなっています。
クリスマスとなれば赤っぽい色が良さそうですが他の色も素敵でしょう。
そこでクリスマスをイメージしる染帯で着物コーディネートしてみたのでご覧ください。
それがこちらです。
画像の帯巾は九寸なので、帯芯を入れて仕立て上がると八寸二分となるもので,ズバリのクリスマス柄でないところに興味が湧きませんか?
先月も紹介させていただいていますが、16世紀頃の楽譜で神への感謝を表す「ハレルヤ」を染帯にしたものです。
なので楽譜の帯という捉え方もできますが、クリスマスの帯として発表された帯になります。
変わっていて面白いと思いませんか?
腹にクリフマスカラーを入れたコーディネートを考えてみました。
帯締めを先の画像から一品選び、帯揚げにワインカラーを使ってみました。
好みのあるでしょうが、まとまりのある組み合わせかと思っております。
こんな感じで和装小物を上手く使ってクリスマスムードを高めてみてはいかがでしょう。
]いつでも相談にのりたいと思っていますので、気軽に声をかけてみてください。
では今日はこれにて・・・
お休みなさい。