【お正月を着物で迎えようとしている家族】
今日は珍しいお客様が家族でお越しくださいましてね~
小学6年生と4年生の女の子がいらっしゃる方で、娘さんが着物を着たいと云う話から3人分の和装小物必要となり、引越したお隣の市から私の店を頼って足を運んでくれてことに嬉しく思うところがありました。
店を頼って来てくれた喜びもありますが、そのことよりもお子さんが小学生なのに家族で着物を着てお正月を迎えようとしていて、このような若い家族が身近にいらっしゃることに、業界に身を置く者の一人として頼もしく思った次第です。
私の仕事はこうしたお客様を増やして行くことですが、現実離れとなっているだけに元気を分けていただいた気がします。
来年の3月に執り行なわれる十三詣りにも出たいと云っていたので案内を差し上げたいと思っているところです。
今日は他にも成人式を前にした親子連れのお客様も来ていらっしゃって、微笑まし家族に触れることが出来ました。
着物を着ようとする人が少ない昨今ですが、その中でもこうして店を頼って来てくださることに感謝申し上げたいです。
【この一年に感謝です】
着物業界が厳しいと言われ続ける中で、今日まで店が成り立っているのは、ひとえにこの店を尋ねてくださった多くのお客様がいたからで、信頼と安心の重さを通説に感じて止みません。
それは私にとって幸せなことで、来年もどのようにして店を切るこりしたら多くのお喜んで喜んでいただけるのを真剣に考えていく責任があると思っています。
その意味でもお客様の声は励みになりますし、クオリティの高い店を目指して行きたいと思う気持が湧いてまいります。
この店を忘れないでくれている多くの人に心より感謝申し上げたいです。
ありがとうございました。
来年も努力を惜しまず頑張ってまいりますので、温かな目で見守っていていたたけたら幸せに思います。
一方で和装業界に新しい風を起していくことも私たちの役割かと考えています。
その道筋はオンリーワンの店作りにあるかと思っていて、信じていることにチャレンジしていくことが新しい道を切り開くと考えています。
それが自分に出来るか不安ではありますが、口説きながらも前を向いて続けて行くことに意味を持つものだと信じるように心がけたいです。
【牛首紬でモノトーンの着こなし】
このにモノトーンでまとめた牛首紬の着こなしをアップさせていただきました。
合わせた帯がとても個性的ですが、この静かな着こなしを普段着としてい着こなしていただけたら、これこそがオンリーワンの装いで格好いいと思いませんか?
着物を知る尽くした大人の味がにじみ出ていて、着こなしの深みを感じさせられます。
特に若い人がさりげなく着こなしていただけたら見る人の心を捉えることでしょう。
【ルネ・マグリットの作品を帯にする】
合わせた帯はバルギー生まれの画家「ルネ・マグリット」(1898~1967)の作品を帯にオマージュした作品で、日常にある当り前にある月と山高帽子を一つの画面に表わすことで不思議な世界を伝えているものです。
古典柄でも無く流行り物でもな、言葉に出来ないマグリットワールドを800年余りの和装の織物の伝統を持つ牛首紬とコラボしてみました。
先染めの牛首紬は墨色の濃淡で縞柄を表現した着物になります。
参考にしていただけたら幸いです。
では、今日はこれにて・・・
お休みなさい。