きもの再生/クリーム地の付下げを黒地に染め替えたいとの相談・そして和のクリスマスを演出

きもの再生/付下げの染め変え 着物の再生/リフォーム

クリスマスにお正月が目の前に迫っていて、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?

今日はクリスマスプレゼントを買いに出られる方が多いのではないかと想像しますが、これからお正月休み明けまでお祭り気分って感じじゃない。

 

気持ちが緩みがちですが、この一年を締めくくれるよう、そして新たな気持ちで新年を迎えられるよう、心の整理が必要かと思っています。

 

今日はお客様からきもの再生の相談がありまして、その話題を取り上げてみます。

 

 

 

きもの再生/付下げの染め変え

きもの再生/付下げの染め変え

 

その再生相談とは、お客様がお持ちでいらっしゃる画像の付下げの地色を黒地に替えて欲しいとのことです。

 

となれば、仕立て上がっている着物をほどき、そして反物の状態になるように縫い合わせて、着物に裏地となる胴裏と八掛を洗い張りします。

 

それらの仕事を終えれば、模様のある箇所を全て糊伏せして、着物の地色を黒に染める仕事に入ります。

八掛もエンジに近い深い赤にしたいとのことで、八掛の生地を活かしての染め替えです。

 

 

 

付下げの染め変え

付下げの染め変え

 

そして赤い椿を八掛の色に近い濃度の濃い赤に替えたいとのことでした。

彩色加工が必要でその椿数は16個。

 

以上の染め替えを終えた後に、お客様のご寸法で仕立てをするという段取りです。

更に着物にはカード加工がされていて、染め替えをする前にガード加工を取らなくてはなりません。

 

いろいろ手を加えなくてはならず見積もりを取らせていただくと、私が思っている以上にコストがかかることが分かりましてね~

 

色無地の染め替えと違って、付下げや訪問着の地色を替えるとなると仕事がとても複雑で、新規のお客様でもあり、お話が流れるかもしれないことを覚悟して説明させていただくと、仕事に入って欲しいとの返事をいただくことができましてね~

 

今回のような大がかりの染め替えはあまり例がないために、お客様にホームページ等でビフォーアフターとして紹介したいことをお伝えすると、快く承諾してくださって、とても有り難く思っている次第です。

 

少し時間を要すると思いますが、黒地となって付下げに椿柄も色合を変え、そしてお客様の寸法で仕上がったなら、このブログからも紹介させていただきたいと思っています。

 

責任の重い仕事ですが、久しぶりにきもの専門店らしい仕事をいただくこととなり、この分野も店の強みとしてアピール出来ればと思っています。

 

おそらく多くに人は、付下げが染め替え出来るとは思っていないでしょう。

店のプラス効果になるお仕事をいただくことができて感謝したいと思っています。

責任の重たい仕事ですが一生懸命させていただきます。

 

 

さて、話題を替えましょう。

12月19日ともなれば世界のクリスマスムードは天井知らずといえるのかもしれません。

流れてくるクリスマスソングはどの曲も人恋しくなる曲ばかりで、優しい気持ちになれるから好きですね~

 

 

 

和のクリスマス

和のクリスマス

 

和のクリスマスを提案中でもあり、小さなスペースでクリスマスを楽しめる演出をここにアップしてみました。

 

中央に星を形取った透かし燭台にサンタクロースの赤い絵蝋燭を立てて、その左右にツリーとサンタさんのポチ袋で「メリークリスマス」というのはどうかしら。

 

コンパクトにまとまっていて可愛いと思いませんか?

ポチ袋は3枚セットで税込み440円で、サンタの絵蝋燭は二本組で1,320(税込み)となります。

参考になればいいのですが・・・

 

ではこれにて・・・
お休みなさい。

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