店ではきものの染め替えとか着物から帯を作るなどの「きもの再生サービス」を行っていまして、数日前にも不祝儀用の色に染め替えた色無地を納めさせていただいたところです。
そして新たにきもの再生を依頼された品が仕立て上がったので紹介させていただきたいと思います。
それはお客様が着こなしていた着物を長場織に作り替える仕事で、最初に洗い張りと言って一度反物の状態戻し、汚れ落としを済ませてから長羽織に仕立替えするというものです。

きもの再生・着物を長場織に変身
それがこちらの長羽織です。
濃い墨色の地色にベージュ系のよろけ縞が入ったもので、アンティーク感を匂わせた小粋な長羽織へと変身しました。
おしゃれだと思いませんか?

羽織裏「七福菜の柄」
そしてお客様がセレクトされた羽織裏がおしゃれなんですね~
「七福菜」という福を呼ぶ七種類の野菜柄で遊び心がたっぷり詰まっております。
ここが羽織の面白さです。

羽織紐
次に長羽織に合わせて揃えさせていただいたのがこちらの羽織紐です。
上3つがご自身で紐を結ぶタイプで、残り3つがスッキリ感のあるマグネットタイプ。
お客様のお好みをお聞きしてご準備させていただけたらと思っていますが、昭和の時代にあった羽織紐とはまったく違うもので、ここにもおしゃれな香りが存在しております。
このような感じで、着物から羽織へと命を吹き込むようにしてきもの再生させていただきました。
お仕事をいただいた時点で着物をホームページに使ってもいいと言ってくれまして、まだお羽織の仕上がりを見ていらっしゃいませんが、気に入っていただかることでしょ。

情報紙「あ・うん」№228
そして4月号の「あ・うん」を作り終えることができました。
こないだ3月号を作り終えたばかりで、今月は2度作ったことになります。
急いで仕上げたのは、4月19日から開催する卯月展が控えていて、その展示会のチラシと一緒に「あ・うん」の情報も出したくてね~
気合を入れた結果が今日だったのです。
いつも口にしていますが「あ・うん」の構成に苦労させられています。
今回228枚目の発行になる訳ですが、季節に合ったネタを探すのも大変だし、お客様に役立つ情報を探し出すことにも右往左往しております。
取りあえずは、そのハードルを越えられたので良しとしなければなりません。
毎日が充実した日と言えるものではありませんが、目の前に小さな目標を立てて目標が達成できるように頑張らないといけないと思っています。
そう、老体にムチ打って・・・
今日はこれで閉店とさせていただきます。
では、お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







