今日はこの地域の成人式の日で小雨が降っていましたが、積もっていた雪も消えて穏やかな日ではなかったでしょうか?
あいにく店を離れることができなくて、成人式会場で振袖姿を拝見することができませんでしたが、会場は振袖で花が咲いて華やかだったことでしよう。
早速、着終わった振袖や帯のメンテナンスを頼みたいとお持ちになられた方がいましたが、他にもお茶の初釜を終えて着物のメンテナンスをお持ちになられた方もいまして、着物を着る方が増え始めていることに明るい兆しを感じています。
さて今日は、フォーカスされることが少ないフォール用の正絹長襦袢を取り上げてみます。
長襦袢は着物の下に着るものですが、着る着物によって長襦袢の使い分けが必要であるこをご存じでしたか?
例えば家紋が五つ入った黒留袖や喪服は第一礼装となるので長襦袢は白になります。
しかし訪問着や付け下げになると、淡い色で染められた長襦袢で白の長襦袢ではありません。
昨今は堅苦しく言わなくなっているようですが、訪問着の地色に合った色合いの長襦袢が袖口からチラリと見えたりすると奇麗だと思いませんか?
店内でが訪問着や付け下げ、色無地に合わせる長襦袢として、淡い色で染めた色付きの長襦袢をお勧めさせていただいています。
画像の品がそのフォーマル用の長襦袢となれり、着物の色合いに合わせて長襦袢を新調されています。
初売りで長襦袢を準備してくださったお客様がいましてが、そのお客様がご自身の長襦袢をセレクトしていて、長襦袢にもいろいろ種類があることに初めて気づいたことを話しされていましたが,皆さんはご存じでしたか?
長襦袢の画像を一つ一つ見れ見ると、地紋のある生地に染め上がりの色が使い分けられ、優しい色合いの柄が入っているものもあり、どれも品良く纏められたフォーマル用の長襦袢かと思っています。
たかが長襦袢ではなくて、されど長襦袢というのが店の考え方で、多くのお客様に着物との色合いを重要視されてお選びになることをアドバイスしています。
中には若かりしことに作られてピンク地の長襦袢ですべての着物に合わせている方もいますが、着物の色合いにも合って、ご自身の年齢にも合った色合いの長襦袢で装いのおしゃれ感を演出されることをお勧めさせていただいています。
着物の装いとしては目に映らないアイテムとあって、着物愛好家に長襦袢へのこだわりをお尋ねすると、「自宅で洗える長長襦!」という声が届いてまいりますが、訪問着などの晴れの日の着物には、こだわりの正絹長襦袢を合わせてお召いただけたら、気持ちも晴れ晴れって感じじゃないかな~
長襦袢の生地が値上がりしていますが、参考にしていただけたら幸いです。