一度消えた雪がこの寒波で再び積雪となりましたが、幸いにも大事になるような雪でなくて、今朝の雪透かしは1時間くらいで終えたのではないでしょうか。
雪国の中でも比較的恵まれた地域と言えるのかもしれません。
雪は仕事に影響を及ぼすだけに、ほどほどの雪で寒波が過ぎてくれれば嬉しいのだか~
この雪が収まらないと春の訪れを感じることができないのかもしれません。
この地域にも卒業式や入学式を迎えられる先方が多くいらっしゃる訳で、そこに着物が存在するとなれば店としては何がしかのアクションを起こさなくてはなりません。
しかし、「笛吹けど踊らず」という格言があるように、手ごたえがあるとは言いにくく、この冬の気候を睨みながら、いろんな角度から春の装い情報を出すことに専念できればと考えているところです。
その気持ちを一言でいうのなら、「信じて待つの心」かな~
甘いと言われそうですが、これが北陸の冬なんだな~
今日は、お母さんの入卒用の着物の装いとしては華やかさに欠けるのかもしれないが、お洒落な着こなしを紹介させていただきます。

シンプルな着物コーディネート
深い紫地の無地感覚の着物に立涌く柄を金の箔で浮かび上がらせた染帯で組み合わせ、金モールのバッグでコーディネートしたものです。
季節の草花は何処にもなくて、味気ない感じがするかもしれないが、このシンプルさが内に秘めた女性の魅力を引き出していて素敵なんだな~
きものは手仕事の蒔糊(まきのり)という技法で紫地の色を染めていて、糊伏せしていた箇所が色が染まらずに白くなっているですね~
その濃い地の着物に、白茶色のような明るい色の帯で胴の色を抜くと、装いの姿が軽くなり着物と帯の一体感が生まれます。
合わせた染帯には金箔を使っていて、それがセミフォーマルの装いへと導いているのでしょう。
金を意識した金モールのバッグも素敵かと思っております。
お子さんの卒業式に濃い地の着物をお召しになられて、入学式は明るい地色の訪問着や付け下げで式典に臨めれるというのアリかも・・・
参考にされてください。
難しい話はこれくらいにして、今年最初の店の情報紙「あ・うん」をどうにか仕上げることができました。

店の「1月号」の情報紙 №261
いつも言うようですが、ネタ探しに時間が取られていて構成が遅くんなってしまいました。
”ネタ探し”と言っおきながら、載せた情報はどれも皆さんがご存じの情報ばなりで、芸がないかもしれませんが、娘にも手伝ってもらい必死になって仕上げたものです。
今回に261回目の発行です。
早速明日からお客様回りができるかと思ったら嬉しくなります。
今晩の雪が心配ですが、とりあえずホッとさせられました。
それではこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







