【店主の呟き】
今月も残り少なくなっていますが、明るい話題を作り出せないことに我慢の日が続いています。
結果に目を向けていると無駄を時間を使っていたことに後悔が残りますが、見方を草木を育てる畑を耕すことに試行錯誤していたと考えたら訪れようとしている春に喜びを感じさせられます、
そして広い視野で世界に向ければ、トルコ・シリア大地震で命や家を失った被害者が沢山いて、ロシアウクライナ戦争でも命や平和な日常を奪われた人が絶えないことを思うと、恵まれた環境で暮らせていることに喜びを持って日々の日常を受け止めなくてはならないのでしょう。
平和ボケしていると、他国に暮らす被害者の痛みや苦しみを理解することがなかなかできませんが、平和な社会があって仕事ができていると考えることが大切なのかもしれません。
綺麗事を並べて生活を守ることができるとは思っていませんが、優しい気持ちを持てたなら見えてくる未來が変わると考えたいものです。
現実に戻しましょう。
私の仕事を天気で例えるなら、多くの日が曇りで、日によって雨風で荒れることもあれば、たまに大雪で動けなく日もありますが、月に何度か青空と太陽の光に満たされる日もあったりして、その満たされる日があるから仕事の面白さを感じることができているのかもしれません。
それは自然の天気にも左右されることがあります。
北陸の1,2月は寒さと雪で、満たされる日が少ない感じがしますが、その2月も数日で終りを告げて、春の匂いがする3月が訪れます。
厳しい冬を味わっているからか、無性に春が恋しくてなりません。
この冬に耕した畑に青葉が顔を出してくれることを願って止まない私ですが、春には生きる力が大地にあって好きな季節でもあります。
そんな春をきもので遊ぶことができたら楽しいと思いません。
そこで今日は大人可愛い装いを丹後木綿で演出してみました。
【丹後木綿と犬の染帯で春遊び】

丹後木綿のきもので春を遊ぶ
お洒落が際立つベージュ地に利休茶の縞柄に、チャコールグレーに浮かび上がるかのようにして表れた犬模様の染帯で組み合わせ、チャコールグレーで描かれた加賀染足袋の兎さん足袋をヒール下駄で着こなすというコーディネートです。
ダブルで楽しむきもの遊びの提案です。
木綿きものを活かしたオンリーワンともいえる、遊びのきものコーディネートに心を踊らせ、その先に、この装いで花見に出かけたり。観劇やコンサートを楽しむ一日だとしたら、ダブルできもの遊びが満喫できるのではないでしょうか。
そんな春の日を想像するだけでワクワクしませんか。
そしてその装いを目にしたお友達は、大人可愛い着こなしに驚きの笑顔を見せることでしょう。
好きなことを書いていますが、いくらかでも春をお伝えすることができていたら幸せに思います。
では今日はこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







