雪が降る地域だけに春を感じられるのはまだ先のこと。
しかし、お子さんが新しい門出を迎えられる先は春の準備をしておかなければなりません。
例えば今年の春にお子さんが小学校に入学されるとしたら、前もって制服を用意しなければなりませんし、一緒に式典に出られるお父さんやお母さんもどのような装いにされるのかを考えて、準備を済ませておかなければなりません。
和装で出席されるとしたら、どのような着物を着たらいいのか、着付けに必要な和装小物が揃っているのか、着付けを誰にお願いしたらいいのか、美容院の予約もしておなくてはならないし、着物の状態も確認しておかなくてはなりません。
店にも小学校の入学式に着物をお召しになられるお母様から、着物の着付けお願いしたいとの相談が3件入っていますが、着物に馴染みがない方にとっては、装いの準備から着付け、そして着終わった後のメンテナンスなど、ご自身で判断できないことが山のようになるのではないでしょうか?
そんな時は、地域の信頼できる呉服店さんに着物や帯、和装小物を持ち込んで相談されることをお勧め致します。
着物にカビがでていることがあるかもしれませんし、たたみシワといって、思わぬ箇所に頑固なシワが入っていていたとしたら、専門家に直してもらわなくてはなりません。
他にも長襦袢には半衿が付いているか、半衿が汚れていたら新しい半衿と取り替えなくてはなりません。
半衿の取り付けができなければ、それも専門家にお願いする必要があります。
他にも長襦袢と着物の寸法があっているのか?
着物がご自身の体格に合った寸法になっているのか?
それらすべてのことをクリアーに判断することができるのが呉服店さんです。
何も買い物をしてないからとか、他の呉服店さんで買ったものを持ち込むことに抵抗があるとか、商品を売りつけられるのではないかと迷われたりするのでしょうが、勇気を出して相談されてみてください。
私の店では「よろず相談を承る」という旗揚げをしましたので、いつでも気軽に相談ください。
ところで入学式の着物と言えば訪問着や付け下げ、色無地といったセミフォーマルの着物になりますが、着物初心者に難しい話をすると、着物を着ようとしている「きもの熱」を覚ましてしまうので、近年は着物を着ることに意味を持つという解釈に替わりつつあるのではないでしょうか?
例えば小紋を名古屋帯でコーディネートした画像ですが、このようなスタイルで入学式に臨めれても差し支えないと考えています。
装いに清潔感があり奇麗でしょう。
うららかな春にお召いただけたらとてむ素敵かと思っております。
着物は野口さんの小紋で帯は織楽浅野さんの名古屋帯となります。
参考にされてください。
いつもより早い投稿となりましたが、今日はこれにて・・・