春らしい陽気の中で桃の節句も終ったこともあり店内の模様替えにはいりました。
一方で新しい商品作りに段取りや、4月に開催を予定している卯月展の案内状作りに3月の情報紙作りなど、水面下で新しい店作りの準備を進めていまして慌ただしい時間を過ごしております。
しかし、オミクロン株の感染の広がりが影響しているのか、来客数が伸びることはなくて、厳しい現状は一向に改善することがありません。
それでもここが情念場と考えて、いろんな事を考え形にしていくことで、ワクワク感が絶えることがなくて、楽しみながら仕事をさせていただいています。
そこで今日はワクワクする商品を仕入れましたので、きものコーディネートと共に紹介させていただきます。
まずはこちらのコーディネートから・・・
銀ネズの瑞雲散し小紋に島帆船さらさの染帯で組み合わせた大人の着こなし。
とても魅力的だと思いませんか?
小紋は帯の合わせ方でセミフォーマルの装いにもなる着物ですが、こちらの染帯でコーディネートすると街着の装いとなります。
特にこの帯が面白いと思いませんか?
帯の地色は鼠色ですが、島と海を描き出していて、アラブの街を思わせるような建物を立ち並び、その島の回りを白波に泳ぐお魚を楽しそうに描き出し、浮かぶ帆船までも絵本のように映し出した世界に一目惚れしてしまいました。
この帯を見ているだけで気持ちを豊かにしてくれます。
このような世界を和装で表現していることに驚きがありましたが、街着として外出されたら、目にした誰もが私と似た感情を持たれることでしょう。
腹の模様は海に浮かぶ帆船とお魚の模様になり、白黒のモノトーン色の帯〆でまとめてみました。
大人の着こなしかと思いますが、なんとも不思議な組み合わせです。
合わせた帯は染めた染めたもので、結城紡や大島紬などの紬の着物にも無理なく合わせていただけることでしょう。
とにかくワクワク感を持たせてくれる染帯です。
本日店頭に出させていただきましたが、お値段は税込み価格¥198,000の品となります。
この世の中、暗いニュースが絶えることがありませんが、こちらの帯で周りを明るくしてみてはいかがでしょう。
お勧めさせていただきたいひと品です。
話題は替わりますが閉店近くに息子が店に来ていましてね~
息子とコロナ禍社会の抱えている問題点やプーチンさんの理解不能な行動について話をしていましたが、息子が10代の頃に親を困らせていた時のことを思うと、別人の社会人へと成長していて、父親として誇らしげに思えました。
単なる世間話ですが、息子と交わした会話を私は忘れないでしょう。
私には3人の子供がいますが、みんな立派な社会人に育ってくれたと嬉しく思っています。
妻も遠くから喜んでいるに違いありません。
親としての役割は終っているのかもしれないが、3人の家族を遠くから見守ってやれたらと思っています。
ウクライナに住む人達は、このような平和な暮らしを一瞬にして壊されてしまったと思うと、憤りを越えてやるせなくなります。
誰かプーチン大統領の行動を止めてください。
お願いします。
それでは今日はこれにて・・・
お休みなさい。