あと一日で6月が終ろうとしていますが、時が流れるのは早いもので、今年も半分が終ろうとしているんですね~
毎日ひと月のカレンダーを見て仕事を組たれたり予定をカレンダーに書き込んだりして仕事をしていると、その月のことしか頭になく、月末近くになると、筋書き通りに事が運ばなかったことを反省するたまのものでしかなく、今日は何を思ったのか、県内で有名な神社近くに行くことがあり、久しぶりに寄り道してみると、そこで初めて半年が過ぎようとしていることに気づかされましてね~
参道にあまり見かけないものが組み立てられてあって、これを見た瞬間、そうか明日は「夏越の祓い(なごしのはらい)」の日なんだ~
ここに茅(かや)の輪が取り付けられると、「夏越の祓い」の準備が整い、その輪をくぐって上半期の罪や穢れを祓えるそうです。
その日が明日、6月30日だったんですね~
12月の大晦日に行われるものを「年越しの祓い」と呼ぶのに対し、上半期の最終日となる6月の晦日に行われる物を「夏越の祓」と言います。
特に夏越の祓は、時期的に疫病の季節であることや、祖霊迎える7月のお盆の前とあって、清めの儀式として広く定着しました。
また、この後に稲の収穫を控えているため、その年の豊作を祈願するという意味もあったようです。
現在でも多くの神社で行われている夏越の祓は、「輪越祭り(わごしまつり)」とも呼ばれていて、茅(かや)を束ねてつくった大きな輪をくぐって罪や穢れを祓う「茅(ち)の輪くぐり」に由来するそうです。
そこでだ・・・
今年もこの半年を振り返るといろいろあったよな~
コロナが仕事に影響を及ぼしていて、長引くコロナ禍で経営をする物として精神的にヘトヘトになっています。
そのことを考えると、茅の輪くぐりをしないといけないのかな~
後ろ髪を引かれるような思いで白山比咩神社を後にしましたが、長くなりそうな夏を迎えようとしていて、複雑な思いで6月の月末を迎えようとしている私です。
そん複雑な思いとは、ネットからの情報や地域の大型ショッピングセンターにテナントとして入っている呉服店のゆかたの販売価格が常識からかけ離れた価格で販売されていて、ゆかたという着物をどのように考えているのかを問いかけてみたい気持ちでいるところです。
この2年間というものは、コロナ禍でゆかた市場は全滅といっていいくらい動きが悪く、だぶついた仕立て上がりのゆかたが価格破壊を興すのではないかと想像していましたが、それが現実のものとなっているのではないでしょうか?
私の経験から一度価格破壊を起こしてしまうと、その商品の価値がなかなか戻らずにいて、製造元が苦しい立場に追いやられるんですね~
30年以上前のことですが、着物業界の高級品として扱われていた本場泥大島紬が、月々1万円のお支払いで手にできる企画が一世風靡しましてね~
そのことでは価格破壊が置き、その前後に安さを売りにした韓国産大島紬が市場に出てきて、大島紬市場はボロボロになって生産地の機屋さんが次から次へと倒れて行ったことがありました。
その後遺症からなかなか抜けきれないまま今に至っていますが、ゆかた市場にも似たことが起きかねない前兆かと思っています。
それが既製品のゆかた市場で起きているから残念でなりません。
その影響は反物浴衣の販売量に表れ始めていて、伸び悩んでおります。
そこで7月からしばらく店のウインドーをゆかた特集をイメージするディスプレー替えて、車で行き交う人達にアピールしたいと思っています。
ゆかた商戦も残すところ後一ヶ月余り。
ゆかた専門店のクオリティを多くの着物ファンにご覧いただきたいと思っていますが、果たしてどうなることでしょう。
それでは、今日はこれにて・・・
お休みなさい。